成り代わりは知っている

うちの妹、たのんだよ。 ページ23

今、私立花Aは高校1年。兄貴が大学生で奈子が小学5年。
勘のいい人ならわかるでしょ？


奈子はGに入ったってこと。
奈子は最近いきいきとした顔をするようになった。
私もKZに入った頃はそうだったのかな、なんて思ったりもする。



まあ別にそれはいいや。

私は訳あって、クラブΖのΖビルに住んでいる。
住み込みで働いている、が正しいけどね。


私は教えるチカラが凄いらしい。
なんて言えばいいんだろう。そうだな…。

つまり、プロデュース力ってもんがあるらしい。


Z諸君を鍛えるには私の力が必要だとか何とかで隼風からのスカウト。
プロデュースしろ、マネジメントやれ、的な事を言われ黙々と仕事やってます。

今は化学準備室で薬品整理。
少し休もうかと思ってドアを開けると目の前に美形組が。


あ、Gの人たちか。


私はペコッと頭を下げ、
「奈子のこと、頼んだよ。」



3人がこたえる前に私は彼らの前を通りすぎ、角から出てきた隼風と共に階段、ではなく私はエレベーターに押し込まれた。

…不本意ですけどね？





私は閉まるドアからGの彼らを見つめる。
彼らと目があう中、私の心の内では。









































うちの妹、たのんだよ。





…そう思っていた。

あなたの妹、まかされました。→←うは☆((

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