今度生まれかわったら (ページ14)

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14 4つのサムシングページ14

TAEMIN

そして、今日、Aが
ジョンイナの花嫁になる日。
世界一綺麗にしてみせるからって、
張り切って、母さんが、
Aを控え室に連れていく。

真っ白なウェディングドレス。

4つのサムシング
(結婚式の言い伝え
何か新しい物、
何か古い物、
借りてきた物、
何か青い物を
身に付けた花嫁は幸せになる)
を身につけて、
Aは、世界で1番のレディに変わった。

その横にいるのは、僕じゃないのが、
ちょっとつらい。
泣き顔でいたら、メイクが崩れると
困ってAは下を向く。

控え室で、
TAE「姉さん久しぶりだね」
A「テミナ」

Aがあまりにも綺麗で、
眩しくて、目を背けるしかなかった。

TAE「今日は、世界中が注目してるんだから、
笑わないとだめだよ、
何たって、EXOのカイとSHINeeの
テミンの姉の結婚式なんだから」

このまま、Aの手を掴んで
走り出したい感情につられる。
だけど、それはただの想像。

Aの、額にキスを落とす。
小さな頃にしたように。
素直に言えた子供の頃

[大きくなったら、ヌナは
僕のお嫁さんにするから]

不意に記憶に浮かぶ過去の映像、
いつも、一緒に眠ってた。
起きるのも一緒で、
Aの寝息が子守唄代わりになってた。

いつからだろう。ベットが別々になって、
1人で眠りにつけるようになるまで、
しばらくはかかった少年の日の頃のこと。