今度生まれかわったら (ページ12)

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12 最後のドライブページ12

クリスマスが近づく頃、Aをドライブに誘った。

助手席に乗せるのは、Aって決めてたから、
最初で最後の2人での遠出。

A「ジョンインは呼ばないの？」
TAE「忙しいからね」
A「テミナと話すの、なんか久しぶりだね」

TAE「ソロデビューして、時間なかったから」

普段見せない知らないテミンが、
いるみたいな気がした。
昔みたいに笑ってくれるんだ。

A「どこに行くの？」
TAE「Aの知らない場所かな」
A「テミンとなら、平気」

横で安心して、座っているA。
車を駐車場に入れて、ロープウェイに乗り、
山上へと向かう。
下を見下ろすと、
A「砂糖菓子みたいだね」

Aの言葉に、寂しそうに微笑むテミナ。
何を考えてるのか、解らなかった。
(何故、ここに連れてきたの？
何故、ジョンインはいないの？)

その山荘は、小さな別荘を貸し切りで
提携している、まるで昔の絵本でみた
丸木小屋に、似ていてAは、歓声をあげる。
A「なんか、楽しいね」

雪だるまを作り、2人並んで写真を撮る。
誰も歩いてない広場に倒れて、
人型を作ったり、したい事をやった。
買ってきてあった食材で、軽く食事を取る。

窓の外を、観ているA。