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それから教室にたどり着き、席に座る。HR前の1年A組は相変わらず騒がしい。
「超声かけられたよ、来る途中！」
どうやら、登校中に周りから注目を集めたのはAだけではなかったようで。声をかけられたとか、ジロジロ見られて恥ずかしかったとか、小学生にいきなりドンマイコールされたとかいう者もいた。誰とは言わないが。Aはその風景を想像し、クスッと小さく吹き出した。
「おはよう」
そこでチャイムが鳴り、相澤が教室へ入ってきた。
その瞬間、今の今まで騒がしかった生徒たちは水を打ったように静まり返った。相澤が彼女らを無言の圧力で黙らせ続けた教育の賜物である。
「今日の“ヒーロー基礎学”、ちょっと特別だぞ」
早くも包帯の取れた目元に残る傷跡を掻いて、相澤は言った。ヒーロー基礎学はただでさえ普通の学校にない“特殊”な科目なのに、その中でも更に特別だなんて。抜き打ちで小テストでもあろうものならなかなか面倒だぞ、と思う。
一体何が来るんだと、皆が固唾を呑んで次の言葉を待つ。そんな彼らに相澤から放たれた一言は。
「コードネーム。ヒーロー名の考案だ」
「「「胸ふくらむヤツきたぁぁぁぁ ! ! 」」」
静かだった教室が、再びドッと沸き上がる。『オールマイト』とか『イレイザーヘッド』とか、コードネームはヒーロー活動において必須だ。それに、ヒーローを目指すなら誰もが一度は考えたことがあるだろう。
「というのも、先日話した『プロからのドラフト指名』に関係してくる」
ザワッと文字通り毛を逆立たせ、再び生徒たちを黙らせた相澤が続ける。
「指名が本格化するのは、経験を積み、即戦力として判断される2、3年から…。つまり今回来た“指名”は将来性に対する“興味”に近い」
プロから興味を持たれ指名を貰えても、思ってたのと違うと判断されて一方的にキャンセル…なんてこともよくある話だそう。大人は勝手だと誰かが嘆いたが、プロの世界というのは厳しい。生半可な気持ちでは、到底生きていけないのである。
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
