episode #51 ページ3
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前線に立ちたいと不機嫌だった生徒からの好感も得てノリノリな京夜に、力になりたいと目を輝かせる四季が詰め寄る。が、京夜はぷいぷいと首を振って外を指さした。
｢あそこにいる
｢あいつ？何かあったのか？｣
京夜が示す先には、縁側でぽつんと1人で座っている少女の後ろ姿があった。彼女はじーっと砂利を見つめていて、何を考えているかイマイチ分からない。
｢昨日運ばれてきたんだけどね。桃太郎機関に襲われたらしく、両親がまだ見つかってないんだ。ほんとはAちゃんにお願いしようと思ってたんだけど自然な流れで心中に誘いそうで怖くてさ。四季くん見た目に反して優しいし、頼むよ｣
｢なんで私への信頼そんな薄いの｣
｢まーまーそう言わないでさ。あの子びっくりするほど昔のAちゃんそっくりなんだよ｣
あんな幼気な少女と心中したところで何になる。
そもそもAは誰にも邪魔されず1人であの世へ旅立ちたい主義なのだ。ハナから心中は好んでいない。
……なんて言ってもぽかんとした返事が帰ってくるだけだと思ったので、何も言い返さず子守りをすることにした。
｢すげえな、地下なのに庭あるとかビックリじゃね？｣
｢…………｣
｢俺四季。芽衣って名前的に両親ジブリ好きっしょ？｣
｢お姉さんがいるなら名前はさつきちゃんかな｣
｢おお、黒葛原も冗談とか言うんだな……｣
｢…………｣
芽衣に話を振りつつも2人で会話を広げる。
が、一向に彼女は返事をする素振りを見せない。
返事どころか見向きもしない。私小さい頃こんなだったのかな、クソガキじゃん……と不安になるAはハァとため息を吐いた。
｢お先真っ暗｣
｢あーあ何すりゃいいんだよ、清水寺でも行くか？｣
｢……………………何それ｣
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レン(プロフ) - 桃源暗記の夢小説少ないんでめちゃくちゃ嬉しいです！しかもお話も面白くてもう神かなんかですか?!これからも無理せず更新頑張ってください!応援してます！ (2022年1月4日 22時) (
レス) id: 9afc0ca98b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 思わず一気読みしてしまいました！とっても面白いです、更新も無理ない程度に頑張って下さい！ (2022年1月3日 0時) (レス) id: 16a4fd6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 久々に更新嬉しい！ (2021年11月17日 18時) (レス) id: bb356cf189 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ヒロアカでまめこさんに出会いまして、桃源暗鬼も書いてる！ってなって来ました！これからも引き続き更新頑張って下さい！ (2021年9月12日 11時) (レス) id: 1c4434e42e (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - もうほんと最高です (2021年8月20日 22時) (レス) id: 75eebcd608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2021年3月31日 19時
