呼び出しと再会 ページ24
とある日…
家でのんびりしながら裁縫をしていると、
テーブルの上に置いていた携帯が突然鳴り始めた…
貴『…ったく、誰からだよ』
スッ と手を伸ばして携帯の画面を見てみると、
そこに表示されていたのは…
【 佐野真一郎 】の文字…
貴『なんだ、真一郎か…』
じゃあいーや… と再び携帯をテーブルに置き、
裁縫の続きをしながら電話が切れるのを待った…
それから程なくして電話は切れたが、
30秒も経たないうちに再び携帯が鳴り始める…
画面を確認するためにもう一度携帯に手を伸ばすと、
表示されていたのは…
さっきも見た【 佐野真一郎 】の文字…
貴『またかよ！！』
…何度も連絡を寄越してくるという事は
余程の用なのかもしれない…
そう思った私は、
仕方が無く通話ボタンを押して携帯を耳に押し当てる…
貴『もしもし』
“ 真「お前な、１回で電話に出ろよ！」”
貴『…しょーがねぇだろ。
さっきは手が離せなかったんだよ…』 ← 大嘘
“ 真「お前それ
オレからの連絡だから出なくてもいーや…とか
思って出なかっただろ？」”
貴『…ごちゃごちゃうるせーよ。
特に用がねーなら切るぞ？』
見事に図星を突かれて反論に困った私は、
半ば強引に電話を終わらせようとすると…
真一郎が電話越しに「待て待て！絶対切んなよ！？」と
叫んだ声が聞こえた為、私は再び携帯を耳に押し当てた…
貴『用件はなんだ？早く言え』
“ 真「ホントつめてーなー…全然可愛くねぇ」”
貴『…マジで切るぞ？』
“ 真「わーったから切んな！！
お前さ、今暇だろ？
この後すぐにオレの店に来い」”
貴『はぁ？暇じゃねーよ。
つーか、
何でお前の店に今すぐ行かなきゃなんねーんだよ！』
“ 真「バーカ！今言ったら意味ねーだろ？
オレの店に来れば分かるさ。
じゃ、待ってっから早く来いよ」”
そう言って真一郎は電話を切った…
…暇じゃないっつったのに強引に誘われた挙句、
私の意見も聞かずに勝手に切りやがった…アイツ…
このままバックレてやろうかとも思ったが、
行かなきゃ行かないで後から真一郎が五月蝿いしな…
貴『ﾊｧ…。ったく、めんどくせーな…』
…これで大した用じゃなかったら1発ぶん殴ってやる。
そんな事を思いながら、
私は玄関の鍵を閉めて真一郎の店に向かって歩き出した…
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りんりん - 面白いです！！ 続き待ってます！ (2022年8月17日 2時) (
レス) @page28 id: b69c396b13 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m…更新が遅くてすみません(--;)細かく書きすぎて中々話が纏まらず、ホントに申し訳ないです(._."ll)…チマチマと地道に頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2022年2月17日 12時) (レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
S - 初コメ失礼します!遅いですが、続編おめでとうございます!ゼニガメさんのペースで更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月16日 19時) (レス) @page5 id: 007d857ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2022年2月3日 4時
