セクハラ反対！！

事故─かまぼこ─ ページ4

続き




「あ、Aさーん！」


と後ろから声が聞こえた




この声は!!


後ろを振り返ると私に手を振りながらこっちに走ってきた



『炭治郎！久しぶりだね』


炭「お久しぶりです！Aさんも手当してもらいに来たんですか？」


『そうだよ。大したことないんだけどね。もってことは炭治郎も？』


炭「はい！俺たちついさっき任務が終わったので」



ニコニコしながらそう私に言う炭治郎。

炭治郎可愛いなぁ。



ん？俺たちってことは善逸や伊之助もいるのかな

でも見当たらない。


『炭治郎、善逸と伊之助一緒じゃないの？』


炭「善逸と伊之助なら後から「炭治郎ぉおお！なんで置いて行くんだよぉおお!!」あ、善逸は来ましたよ！」



声のする方を見ると善逸は涙を流しながら走って来ていた



あ、やばい。善逸と目が合った。


その瞬間、善逸はさっきの泣き顔が嘘みたいに変わって私の方に走ってきた



善「Aさぁぁあああん!!!!」



私の近くまで来るとそう叫んで私に向かって飛んできた


やばいやばいやばいやばい!!!!!



『きゃぁああ!!!』


炭「コラァア!!」



炭治郎の声が聞こえた後にガンッ!!と鈍い音がした

音がした方を見ると頭を押さえて床に倒れている善逸と拳を握って鬼の形相で立つ炭治郎の姿があった


この状況からして多分善逸は炭治郎に殴られたんだろう。

うん、ご愁傷さま。



炭「Aさんを困らすなといつも言ってるだろう！Aさん本当いつも善逸がすみません!!」



眉を下げて私に謝る炭治郎


わぁお、イケメン←

じゃなくて！


『だっ大丈夫だよ炭治郎。ところで善逸大丈夫？』


善「はっAさん俺のこと心配してくれるんですか!?俺のことが好きだから心配してくれるんですね!!俺もAさんのことが好きです!!だから結婚しましょう!!!!」


『んん!?私そんなこと言ってないんだけど!!』



私がそう言ってもデレデレしながら話を進めていく善逸



善「そうともなれば直ぐに祝言を挙げて、ふたりで住む屋敷を作って、子供を作って⋯グヘヘ」


炭「『⋯。』」



勝手に妄想をして鼻血を出している

もう何も言えないよ


この子怖い←


炭治郎もあの目で善逸を見ている



「猪突猛進！猪突猛進！」



遠くからそんな声が聞こえて猛スピードで猪頭走ってきた

猪頭に猪突猛進ってもうあの子しか居ないよね


「猪突猛進！」


『えっ、ちょ!!』



私は避けきれず猪頭に突っ込んでこられそのまま後ろに尻もちを着いた

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