Did you remember?…26 ページ30
取り敢えず孤爪君とは別れた。
本人は取り敢えず陰にいたかっただけらしくその後は講義に出ると去って行った。
私はまぁ、あと一つ分大丈夫なんだけどね。
??「……わっ!」
「ひ、ひぇっ!」
??「ははっ、久しぶりに感じるよ、A」
「く、国見君?」
国見「うん、国見君。どうしたのさ、ここで」
「え、いや、孤爪君が、私を……」
国見「次元の収縮か」
「赤葦君が言っていた通りね。願えばかなう!」
国見君はそうだね、なんて笑ってくれたけど何か言いたげな顔をしていた。私には何を言いたいかなんてわからないけれど取り敢えず莫大な安心感を得たと思う。
取り敢えず私達は食堂へと移動して二人で食べながら会話していた。
国見「まだ午前中真っ只中なせいか人がいないね」
「そうだね」
国見「で、聞きたかったのがさ。将来何する予定なの?」
「え」
国見「資格も何取ればいいのかだんだんわからなくなってきたし、参考に」
難題。私も正直言うと決めていない。経済のお陰で社会科の先生とか司書とかもできるけど私は普通に就職、と考えていたから。
科学者ーーー明代A
私は未来では科学者になっていた。大切な人を失って。
いいのだろうか、安い夢を抱えてしまって。可能性は私にもあるのに。
「……私も決まっていないよ」
国見「そっかぁ。じゃあ、Aも考えなきゃな」
「……そ、うだね」
その後はと言うと普通の生活を送り(講義も受けましたよ)すぐに眠りについた。
その日の夢は誰かが車に轢かれる夢で非常に心苦しい夢だった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
澤村大地
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紫猫日和(プロフ) - くにみんもですか!!続きが凄く気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2016年2月1日 6時) (レス) id: c7354fc658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 飛鳥 | 作成日時:2016年1月25日 18時