Did you remember?…15 ページ16
朝が来た。
いつも通りの生活だ。ご飯を食べて着替えて学校に行く。
でも、今日は大学の校門付近に赤葦君は居ない。
また、忘れられる。
そう思うと自然と涙がでてきて私はハンカチを取り出してなるべく人には見せないようにハンカチで顔を隠した。
講義が始まってしまえば顔を見ることは無い。と思う。だからそれまでは前を気をつければ……。
と思った矢先、誰かにぶつかってしまった。
「す、すみません!」
??「あ、いえ、こちらこそ……」
ってぶつかったのは……。
「く、国見君!?」
国見「え、どこかで会いました?」
「あ、えっと、す、すみませんでした!」
国見「なーんて、明代さん、大丈夫ですか?」
「え……なんで……」
私は驚いた。国見君が、私の名前を呼んだ。だって、私は忘れられていたのに。
「あなたは……思い出したの?」
国見「いいえ? まさか、明代さんが俺を覚えてるとは思わなかったですね」
「お、覚えてると言うか……」
国見「じゃあ、明代さんも飴、食べた?」
この時点で私は分かった。
国見君もあの少女に飴を貰って私と同じようになってしまった。多分そういうことだろう。
国見「その顔は当たってますね」
「と、と、取り敢えず、講義終わったら……」
国見「明代さん、学食?」
「う、うん」
国見「じゃあ、一緒に食べません?」
私はその後国見君と講義の後、学食を食べる約束をして講義室へと向かった。
ちょっと残念なのは国見君のカリキュラムとは違った事だけで、私の暗い気持ちは少し国見君に会ったことで明るくなった。
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ラッキーパーソン
澤村大地
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紫猫日和(プロフ) - くにみんもですか!!続きが凄く気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2016年2月1日 6時) (レス) id: c7354fc658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 飛鳥 | 作成日時:2016年1月25日 18時