Did you remember?…11 ページ12
「すみません。木兎先輩に頼った私が悪かったです。切ります」
木兎「え?え?なんで!混合宇宙っていっただけじゃん!なんで!」
「だいたいなんですか混合宇宙って、並行世界ならまだしも。それではさようなら」
「えっまって」などと言ってきた木兎先輩の声をバッツリ切って私はベットに倒れこんだ。
もう、彼らとは仲良くできないのかな。
「木兎先輩は高校時代と変わらずあてにならない。混合宇宙なんてなんの例えなのよ。並行世界ならパラレルワールドって繋がるけど」
なんだかんだ考えていたら私は寝落ちしていたみたいで気づいたらもう朝になっていた。
「んー、気まずいな」
とか思いつつもお気に入りの白いワイシャツにグレーのセータ、チェックのハーフスカートにニーハイというセットを着て昨日遅れた分を取り戻すべく大学に向かった。
行く途中で赤葦君や孤爪君とすれ違ったが私は避けて学校へと歩んだ。
昨日私を忘れられたことが凄く苦しくて気まずくて。
講義の席も隣にならないようにとなるべく離れた位置に座った。
終わった後もきにする必要はないのに避けるように出て行った。
今日の講義はすべて終わった。帰ろう。
そう思って廊下を歩いていたらあろうことか月島君と目が合ってしまった。
目が合ったからといって関係ないことなのだが、無意識に避けてしまう。私が彼らと仲良くしていたいと願ったのに私から避けてどうするのだろう。
そんなことを考えて目線を逸らして月島君の横を素通りしようとした時、誰かに肩を鷲掴みにされた。
「目が合ったのに挨拶なしとかひどくないですか。明代さん」
そうやって私を半ば強引に自分の正面に連れて行ったのは私が勝手に無視していた
ーー月島君だった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
澤村大地
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紫猫日和(プロフ) - くにみんもですか!!続きが凄く気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2016年2月1日 6時) (レス) id: c7354fc658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 飛鳥 | 作成日時:2016年1月25日 18時