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包帯の巻かれていない左の瞼がゆっくりと開いた
少し眩しそうにしたその瞳が僕の方を向いた
君下が目を覚ましたのだ
「君下……！」
彼女は頬に触れていた僕の手をそっと握り微笑んだ
『私……生きてる…？』
「あぁ」
『そっか…降谷の声が、聞こえたの。A…って。ありがとね、たくさん呼んでくれて』
そう言う君下の目には今にも零れそうなくらい涙が溜まっている
瞬きをするとその涙が頬を伝い落ちた
それを親指でそっとなぞれば恥ずかしそうに笑う君下
ひとまず君下が目を覚ましてくれたことに安堵した僕は医者を呼ぶためにナースコールを押した
君下が医者に診てもらっている間、廊下の長椅子に座っていると廊下の奥から風見が歩いてくるのが見えた
「君下さん、目を覚ましたんですね」
「あぁ、よかった…本当によかった」
風見もさっきより表情が柔らかくなってるような気がした
風見も長椅子に座り、しばらく経った時に風見が口を開いた
「あの、降谷さん……」
「ん？どうした？」
「君下さんって不思議な人ですよね…真面目だけどたまに降谷さんをも翻弄するくらい遊び心があったり、でも人のためなら自分を犠牲にできるくらいの正義感の持ち主。
そんな君下さんを恋人にできる人なんてきっと降谷さんくらいですよ」
何を言い出すかと思えばそんなことか
いや、そんなことで片付けられるほど簡単な話では無い
「これは自惚れでは無いが僕もそう思っている。普通の男なら耐えられないだろうな、振り回された挙句ペットにご執心だ」
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いちのせ(プロフ) - ゆうかさん» 読んでいただきありがとうございます！お話まとまったら書こうかな〜と思います！ (2月26日 23時) (
レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - とても面白かったです！新しい作品も楽しみにしてます！ (2月26日 19時) (レス) @page49 id: d38f1b774d (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - リュウさん» コメントありがとうございます！更新ゆっくりですみません>< 気長に待っていてください、、、！ (2月1日 20時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - めちゃくちゃ続きが気になります!!お仕事頑張ってください！ (1月31日 3時) (レス) id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
yuka.125(プロフ) - 忙しいなかコメントありがとうございます！これからも応援してます！ (1月13日 8時) (レス) id: 6cd4b73c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年11月22日 21時
