今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:15,031 hit
小|中|大
第五話 M side ページ5
.
間違いなんかじゃなかった。
俺の腕の中で意識を失ったその人は、ずっとずっと好きだった、手の届かないような存在だった君。
こんな形で再会出来るなんて思ってもみなかった。
透き通るほど白い肌に、くるんとカールを描いたまつ毛。
筋の通った鼻に形の良い唇。
あの頃と変わらず綺麗なままの君に胸が疼いたのと同時に、
ふつふつと湧き上がってくるどす黒い感情。
“俺だけのものにしたい”
そう思ってしまったからにはもうこの感情を抑える事は出来そうにない。
そっと彼を抱き上げ途中でタクシーを拾い、急いで自分の家へと連れて帰った。
濡れた服を脱がせ身体を拭き、クローゼットの中に仕舞い込んでたあの日以来の白いワイシャツを着せ、
彼の意識が戻るのをただひたすら待ち続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みやたま | 作成日時:2021年10月16日 0時