おはよう。 ページ13
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紘くんと紀章は動かず、私だけ真守くんのところに移動。真守くんはまだ気持ちよさそうに私が座ってた場所寝てる。上から覗き込むような形にはなるけどまた膝枕するのも面倒だからそうさせてもらった。
さぁ皆のお楽しみの時間だ。
「まーくん、まーくん、起きて。ほら、時間だよ」
「んー…」
「デコピンするよ？」
「っはぃ！！！」
「おっそろしい起こし方だな」
幼少の呼び方して、若干体を揺らしながら優しい声で呼びかける。まだ起きたくない、とばかりに顔を背けられる。ここまでは昔と同じで、これからやることも同じ。声を掛けることと体を揺らすことによって、僅かながらも脳は目を覚ます。
そこから徐々に徐々に…の過程があるも、それを待ってる暇はないので締めの一言。言うときのポイントは先程よりトーンを落とすこと。
言った瞬間、跳ね起きるからぶつからないように身を引く。過去に何回かぶつかったから…あの痛さは今までに感じた痛みランキングのトップ5には入るぐらい。思ってた通り、跳ね起きまぁまぁに大声で返事。それ見てた紀章はそう溢し、紘くんは爆笑。
早々に寝落ちた人でもあるから状況説明して、取り敢えず水を飲ませた。それで落ち着いたか、起こされた組の紘くんと話す。状況説明するときもう一回夢の国へ行きかけてたから本当にデコピンして、目を覚まさせてもらった。それまであんな大声を上げた割に眠たげな目をして何回か私に抱き着こうとしてたから、本当に面倒だった。引き止めることが。
これが寝起きが面倒な理由。紀章が必死に引き留めてたのは面白かったけどね。未だ爆睡中の達央は男3人(主に紀章)が言葉に表したくない起こし方して、取り敢えずフラフラだけど歩けるぐらいまでにはしてた。割り勘で会計して、達央と真守くんは帰らす。真守くんはちゃんと目が覚めたらしく、家まで送り届けてあげるそう。送り届けられる本人はめっちゃ笑顔だったけど…。
ここで解散。だけど、私と紀章はまだいけるし飲み足りないところあるから紘くんの家に押し掛け二次会。
「二次会入りまーす！！」
「なんでそんなテンション高いの？！」
「んなもん、夜はこれからだろ」
「そーだよ、勝手に寝やがって」
「っうるせ！」
何と無く片手あげて開始宣言。場違いな動揺を見せる紘くんに紀章がまた適当なこと言って、私は当然の如く乗っかる上に文句を言う。明らかに紘くんの方が色々と不利なので言葉で一蹴り入れて終了。
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