死にたがり 21 ページ22
『はるちよ。』
「ん。」
春千夜はAの頭をぐいっと肩に引き寄せるとAは安心したかのように目を閉じた。
『私、薬いっぱい飲んじゃった。』
「は?」
『最近薬飲みすぎてなんだか幻覚見えてきちゃった』
『はるちよも幻覚なのかなぁ。』なんて弱々しく笑うA。春千夜はAの頭を撫でると俺はここにいる。と呟いた。
『私さぁ、毎日毎日死 にたくて死 にたくてしょうがないんだぁ。』
春千夜はぐっと唇をかみAをベットに運んだ。
Aは本当に食べてんのか?って言うぐらい軽かった。
「水持ってくるから。」
春千夜はふと後ろをむくとゴミ箱に目がいった。
ゴミ箱の中には大量の薬のゴミだった。
意味のわからない粉薬や粒、カプセルのゴミ。
後ろに後ずさりコツンと当たるなにか。
缶があり、それを開けるとAのプリクラ?写真と共には言っていたのは試験管と注射器となんかの薬が大量に入っていた。
「なぁ。A???お前これはやべーだろ。」
『はるちよ。そこ。虫いるから取って。お願い。』
虫なんてものはどこにもいないしAはがたがたと震えながら指を指している。
『はるちよ。やだ。どこにも行かないで。』
春千夜はAに駆け寄るとAを抱きしめた。
「どこにも行かない。虫も全部俺が殺した。」
がたがたと震えるAはありがとうと呟くと薬。飲まなきゃ、と言うと缶を手に取り粒を水なしで口に入れた。
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@ZYUR - あの、パクリですか? (11月22日 22時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 錆猫さん» そう言っていただけると嬉しいです!笑書いてて楽しいって思えるのは読者の皆様のおかげなのであらためてありがとうございます!!! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!主さんのはるちよ最高でした!!なんというか、お話が綺麗でとても大好きです!過去作も次回作も読ませていただきます! (2021年9月20日 8時) (レス) id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
んなぁぴゃんぴゃん(プロフ) - 名無しさん» クソみたいな小説読んでいただきありがとうございました笑ぜひぜひ読んでいただけると嬉しいです^^* (2021年9月19日 22時) (レス) id: 809276b97e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさかの展開に思わず声が出ました。。最高の作品です!!!これからも繰り返し読みたいと思います(^^)完結おめでとうございます!!! (2021年9月19日 22時) (レス) id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:んなぁぴゃんぴゃん | 作成日時:2021年9月16日 23時