分隊長のストッパー【スリー】 (ページ26)

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ここで決着がつく。そう思えば、体が歓喜に震えた

そんな体を抑えて、助けた兵士の様子を確認する

『大丈夫そうだな。僕は班の所に戻る』

「は、はい！お気をつけて！」

向かっている最中、鎧が壁の上に登っているのを見ながら、団長の合図をまった

『すまん、戻った』

班の所に戻れば、モブリットが若干呆れていた

モブ「Aのその危機察知能力はアッカーマンだからか？」

『そう、なのかなぁ…？』

そんなことを言われても、僕には分からない。ただ、分隊長と壁外調査をしていく内にどんどん研ぎ澄まされたとは思う

エレ「ハンジさん！攻撃命令はまだですか！？団長は何を？」

少し離れた場所でエレンの声がした。分隊長もそこに居るらしく、少し安心した。やはり分隊長が遠いところにいると守れないからソワソワしてしまう

ハン「敵の動きを見ているんだ。どうもライナー君たちは、手の込んだ催しで歓迎してくれるようじゃないか」

ニフ「っ巨人が！」

『今のは、獣が操った？』

獣の巨人が雄叫びを上げて地面を叩くと、2〜3メートル級らが接近し始めた。狙っているのは恐らく馬。ウトガルド城時と同じだ

エル「ディルク班ならびにマレーネ班は、内門のクラース班と共に馬を死守せよ。リヴァイ班ならびにハンジ班は鎧の巨人をしとめよ！各班は指揮の元、雷槍を使用し、なんとしてでも目的を果たせ。今この時、この一戦に人類存続の全てが懸かっている！今一度人類に

心臓をささげよ！！」

「「はっ！！！」」

団長の指示で壁の上から立体機動に移った

壁の上で静止しているライナーに見せつけるようエレンが巨人化する

ライナー達の目的はエレン。このまま放っておくことはできないだろう？

ハン「よし、食いついた！」

鎧の巨人は壁から降りてきてエレンを追いかける

絶対に仕留めてやる

エレンと鎧が接近し、エレンは拳を硬質化して戦い始める。それを横目に僕らは二人を囲むように動く

ミカ「ハンジさん！」

ミカサが、エレンが押されているのをみて分隊長に攻撃合図を促す。だが、まだそのときでは無い

ハン「エレンが絶好の機会を作ると信じて待つんだ！」

そしてエレンが鎧の巨人と組み技を仕掛けあっている際、チャンスは訪れる

ハン「今だ！A、ミカサ！！！」

『「はい！！」』

分隊長の合図でミカサと一緒に接近する。鎧は傷一つ付けられないと思っているのか、何も防御はしなかった

それでいい。雷槍をたんと喰らえ