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『…ん…』
意識が覚醒していき、薬品の匂いと共に目を開ける
『…医務室…？』
白い天井。寝転がっていても外が見える窓から訓練場が見えた
『…分隊長…』
寝起きで低血圧の頭から浮かんできたのは分隊長の顔だった。体を起き上がらせると、全身が痛かった。特に背中が痛い
ベッドを出て一歩前に足を出したら、そのまま力が抜けて座り込んでしまった
『…？なんだ？』
ｶﾞﾁｬ
目の前の扉が開いて、分隊長とモブリットとケイジが入ってきた。三人共座り込んでいる僕を見て目を見開かせた。面白いな
ハン「Aっ！！体調はもう大丈夫なのかい！？」
分隊長が凄い表情で近付き、肩を揺らしてきた
『え、ぁ、はい、だ、いじょうぶ、です！』
ケイ「A！！大丈夫そうでよかった！！」
『グア！』
ケイジが横から飛び付いてきて、倒れた。なんだなんだ皆、まるで僕が病人みたいな反応だ……ん？
モブ「こら！ダメですよ分隊長もケイジも！Aの様子を見ると今起きたばかりのようですし、病人なんだからゆっくり休ませないと」
『病人？僕が？』
ハン「そうだよ。モブリットの言う通りだ。病人なんだから休ませないとね」
『え』
瞬きをした瞬間、僕の体は誰かに抱えられていた
『…分隊長も人をこんな持ち方出来るんですね』
ハン「意味深だね。それと分隊長じゃない、ハンジだ。ドキドキしてくれないか…」
いや、そんな事は無いですよ、とは言わなかった。動揺している証拠に分隊長呼びをしてしまった。世間で言うお姫様抱っこというやつに、鼓動を乱された。不思議な感覚だ
ハン「よっこいせ」
分隊長がいつになく慎重に僕をベッドに寝かせた
『それで…僕は何で病人なんですか？昨日の記憶が途切れ途切れで…』
モブ「Aは今熱を出してる。それと、怪我をしてる」
『熱…久し振りに出したな』
ケイ「前回はいつ出したんだ？」
『ハンジ班に入って数日後位に知恵熱を…』
ハン「あの時は申し訳無かったよ」
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蠱闇(プロフ) - シェルムさん» はい！(*´ω｀*) (2021年4月9日 19時) (
レス) id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
シェルム(プロフ) - 蠱闇さん» ミケさんイケメンですよね！！これからも絡ませていきたいです！更新待っていてください！ (2021年4月9日 19時) (レス) id: 4bda9fe3c3 (このIDを非表示/違反報告)
蠱闇(プロフ) - シェルムさん» はい！今回のお話も最高でした(≧ω≦) とにかくミケさんがイケメンすぎるっ！次も楽しみにしてます！ (2021年4月8日 22時) (レス) id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
シェルム(プロフ) - 蠱闇さん» 初めてのコメントありがとうございます！！更新できる暇があれば更新したいと思っているので、楽しみに待っていてください！！ (2021年4月8日 22時) (レス) id: 4bda9fe3c3 (このIDを非表示/違反報告)
蠱闇(プロフ) - コメントは初めてですが、毎日更新されてないか確かめてしまうほど大好きで読ませてもらってます。今回の、ミケさんとの絡みが好きすぎて何回も読み返してます笑 これからも更新頑張って下さい！ (2021年4月7日 19時) (レス) id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんっ | 作成日時：2021年3月21日 21時
