Daily life of military people (ページ41)

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司令官の暇潰しページ41

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……ﾁｸﾀｸ、ﾁｸﾀｸ…

指令室にある大きな柱時計が音を鳴らしながら針を動かしている。
私はその針の動きをただ、放心状態で見つめていた。

……ｺﾞｰﾝ、ｺﾞｰﾝ…

柱時計が丁度深夜0時を大きな音で示した。

寧々「あー、暇すぎて暇ー」

大きなゲーミングチェアに腰掛け、欠伸をする。
戦争中、何故こんなにものんきなのか。それは余裕があるから。
外の皆は大きな銃声やら悲鳴やらを上げて余裕なんて偶にしかないだろうけれど、室内で指令したりハッキングしたりしている私は違う。
仲間に指令する必要が無ければ暇なのだ。

寧々「プリコネやってもいいけど、イベント終えちゃったんだよね……」

寧々「最後のボスくらい残しとけばよかった……」

なんて、今更だ。

寧々「あ、そうだ」

倒していたゲーミングチェアを起こし、コンピューターの前に足だけを使って持ってくる。
そして、目の前のコンピューターを起動させた。

寧々「かなたん暇かなー」

かなたんとは、サイバー攻撃を得意とする私の仲間で仲の良い友達、彷徨のことだ。
彷徨もまた室内で機械をいじくって攻撃しているので、攻撃しなくていい時間は暇だろう。
では、何故彷徨が暇なのか気になったのか。

それはｰｰｰ、

寧々「かなたーん、一緒になんか語ろうや」

そう、何かを語るため。
二次元オタクは何かを語りだすと止まらなくなる。その特殊なオタク特有の技術(？)を活かして暇を潰すのだ。
我ながら名案だと思う。

ボイスチャットのサイトを立ち上げ、彷徨を呼ぶ。

寧々「かーなたーん。今暇ー？」

彷徨「お、クロじゃん。暇暇ー」

寧々「じゃあ語ろ語ろー」

彷徨「おｋ」

ｰｰｰここから、2人の暇潰し二次元語りが始まった。

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かなたん繋げてくれたら嬉しすぎて叫ぶ(？)