Love is a bitter-sweet 2

俺の番 -鈴木side ページ42

鈴木side


達「...俺さ、気づいたんだよ。」
宮「...」
達「ようやく、お前の言っている意味が分かった。俺は昔からAこ事が好きだったんだ」
宮「...」
達「あいつが起きたら、伝えようと思ったのによ」
宮「伝えないの？」
達「伝えたって、今のあいつには何も響かねーよ。もう、全てが遅かったんだ」
宮「諦めるの？」
達「...」
宮「俺は、諦めるなんて許さないよ」
達「は？」
宮「こんな事で諦めるな。Aは、どんな事があっても諦めなかったよ」
達「っ」
宮「次はさ、達央の番だよ」


俺の番？


宮「もう一度、Aに好きになってもらお」


もう一度。


宮「お前が頑張らないと、何も進まないよ」
達「...」
宮「俺も手伝うからさ。Aに思い出してもらおうよ。それから、気持ちを伝えたらいいよ」




そうだよな

今の俺とあいつの関係は

俺が頑張らないと進まない。



今度は、俺の番だ...

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