見えちゃう系女子の日常

へいらっしゃい！ ページ28

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「Aちゃ〜ん！生おかわり！」

「はいよー！」

みなさんこんばんは。私は今お好み焼きのかげうらでバイトをしています。本来ならば研究や任務でバイトをしている暇なんてないのですが、忍田本部長から2週間の休暇(強制)を言い渡されるなど色々あって現在に至ります。

「Aちゃん、そろそろ休憩していいのよ？」
「はい！これだけやったら休憩いただきます！」

最後の皿を業務用の大きな食洗機に入れてスイッチを押す。
休憩入りまーすと声をかけてエプロンを外し、
鼻歌を歌いながら店の奥でさも自宅かのようにくつろいでいると古い勝手口がキィと音を立てた。

「カゲ先輩おかえりなさい。防衛任務お疲れ様です」

「おう。」

「カレーできてますけど食べますか？美味しいですよ」

「自分で言うなアホ。後で食う」

「はーい。ってここで着替えないでください。」

あちいとぼやきながらいきなり着替え始めた先輩から慌てて目を逸らし後ろをむく。

「別にいいだろ。汗だくなんだよ。」

「いやよくない。ぶっ！？」

いきなり頭に飛んできた先輩の脱いだであろうTシャツの臭いに思わず顔をしかめる。...このやろう。Tシャツの汗の染みてなさそうな部分をつまんで投げ返すとひょいと軽く避けられた。ちくしょう。

「ふーん。...お前みたいなやつは男の裸くらい慣れてるもんだと思ってたけど、案外そうでもねえのな」

「私って先輩からどういうふうに見えてるんですか」

「マッドサイエンティスト」

「異議あり」

「なんだよ。お前が聞いてきたんだろ」

「なんだよじゃないですよ。こんなよくできた可愛い後輩をマッドサイエンティスト呼ばわりするなんて」

「よくできた可愛い後輩？どこにいんだよ」

「ここですけど！？！？！？」





なんだかんだ仲良し(？)です






「そういえば今日荒船たちが来るって言ってたぞ」

「たちって誰ですか」

「犬飼以外だったら誰でもいいわ」



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ほんのちょっと修正しました

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