ライオンが隻眼の女帝に一目惚れ【柴大寿】

じゅうさーん ページ14

DVDが始まり2人で静かに見る…が開始10分位で大寿に消されてしまった
何故だろうと思い大寿に話しかけると悪ぃ違うのにするわと言って素早く違う映画をセットした

次に観るのは呪怨らしい

さっきの映画も気になるのになと思いながら静かに見る

話が進み有名なシーンに入った女性がベッドで寝ていると布団の中が不思議と膨らんでゆく…布団を捲ると…そしてそのまま連れて行かれる

このシーンだけはほんとに苦手だった
チラッと大寿を見るとすっっごい顔で威嚇していた

A「大寿君苦手なの？」

大寿「ぁ゛？……んな事、ねぇ」

とふいっと顔を背けた………ふふ…とAは悪い事を考えてしまった先程のドキドキのお返しをしてやろうと…

顔が緩まないようにぐっと歯を食いしばる




映画が終わり寝る時間になった
いつもなら柚葉と一緒に寝るが今回は居ない…ので大寿の部屋のソファーを貸してもらうことにした

大寿は俺のベッド使えと言ってきたが身長的にもソファーがフィット感あるし大寿がもしソファーに寝たとして明日体痛くなるよと言ったら先程の毛布と何処からか引っ張り出してきた布団を渡された

2人で明日何をするかなど楽しく計画をしてる時にAがわざと寝たフリをする

大寿がA？と呼んでも狸寝入りをかます
するとドスドスと足音が近付いてきたと思った瞬間体が浮かんだビックリして目が開きそうになったが耐えた

ベッドであろうかそっと寝かされ大寿が隣に寝たような気がしたそして顔を指で撫でられる

大寿「A、お前だけは居なくなるなよ…」

寂しそうな声でそう言われる
そんな声に耐え兼ねてん〜と言いながら大寿に抱きつき胸だろうかそこに顔をぐりぐりと擦り付ける

そうすると大寿はそっと抱き締めてくれた

……本当は呪怨の真似して布団の中からびっくりさせてやろうかと思ったがそんな気が100%失せてしまい大寿に抱きついたまま眠りについた



A(…ぁ、あのまま寝ちゃった…大寿君寝顔もかっこいいなぁ………そうだ)

モゾモゾと大寿の上に乗り髪の毛を後ろ髪も全部前の方に持ってきてお化け風にセットする

A「ｱﾞ、ｱﾞｱﾞ…ｱﾞｱﾞ」

大寿「………」ﾆﾔｯ

A「あっおはよ……わっ！？」

大寿はAの髪の毛をかきあげじっと見つめた後ぎゅ〜っと抱き締められた

大寿「馬鹿な事してんじゃねぇ、まだはえーよ寝んぞ」

そう言うと大寿は眠りについてしまった
Aはえ、私重くないの？これで寝れるの？？？
と困惑しながらも規則正しい寝息に連れられ眠りに落ちてしまった…

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