苺の王子様は体調が悪い

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と思った俺がバカだった

気づいた時には控え室のソファーの上
なんか重いなぁなんて思いながら起き上がったら
どさって音がして見たら6人分の上着たち……

(俺 貧血で倒れたんか…)

体を起こすと鉄分ドリンクが置いてあった
それを飲んでしばらく横になる
ドロッとした不快感がして
慌てて起き上がると立ちくらみで座り込む

ガチャ

｢ジェルくん！？どこか痛いの？｣

｢ころん……トイレ……｣

｢分かった！僕の背中 乗れる？｣

ころんにおんぶして貰ってトイレへ
そこでナプキンを変えてホッとする

今度はお姫様抱っこして
ソファーに座らせてブランケットをかけてくれた
更に上着をお腹にかけて袖を腰あたりに巻く
めっちゃ楽になった

｢ころん。ありがとぉな｣

｢大丈夫だけど…ジェルくん………｣

｢俺 生理男子なんよ｣

｢あー…だから辛そうなんだ。ゆっくりしてよ？｣

｢ジェル？ココアあげる｣

｢ありがとぉ 莉犬( *´꒳`* )｣

その後は俺の家に行って
さとみがお粥 作ってくれて
なーくんところちゃんは動けない俺を
トイレに連れてったりしてくれた。
るぅりーぬはナプキンと薬を買ってきてくれて
いつもより楽に過ごすことが出来た



｢皆ありがとぉ(*´꒳`*)｣

｢元気になってよかった……｣

これからはたくさん頼ろうかな…

限界を超えて(桃 幼児退行)→←橙 生理男子

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