吸血鬼によく似た彼女は暗殺教室の裏切り者にされるが……今は楽しんでいるようで

93 戦略 ページ50

貴｢龍ちゃんはどっちが勝つと思う？｣

芥｢そうですね…見当がつきません｣

貴｢よかった､私と同じ考えね｡というか､龍ちゃん今まで何をしていたの？茅野ちゃんの件まであんまりいなかったけれど｣

芥｢他の任務に行っていました｡それと､政府が何かを仕掛けようとしているようです｣

貴｢政府が？｣

と､言っている内に最終決戦の最中になっていた

太｢渚くん凄いね｡烏間先生の背中に隠れるなんて､この中では､渚くんにしかできないや｡｣

貴｢……｣

真歩は震えている

中｢どうかしたか？｣

貴｢…渚に得体の知れない何かがいる……きっと､業もそう思っている｡｣

中｢あいつは､最初に真歩が見つけたこの中で1番殺気がある奴だからな…｣

貴｢この戦い､予想外な事が起きるかもしれない｡｣

茅｢予想外な事？｣

貴｢えぇ｡見て､今の戦い｣

矢｢何か変化が？｣

貴｢そう｡今の戦い､業はワザと渚の攻撃を受けているの｣

殺｢業くんは過程を重んずる暗殺者です｡駆け引き､戦略､倒し方､その先にあるのが彼の暗殺です｡渚くんは純粋暗殺者｡ただ人向きに勝利に繋がる一撃を探し続ける｡そんな渚くんの一撃一撃を業くんは堂々と受け止める｡そうやって勝てば､渚くんも敗北を認めざるを得ないでしょう｣

中｢それが業の戦略って訳か｣

そこで業が渚に一撃をくらわせ､渚は倒れた

貴｢勝負有り､かしら｡｣

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