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陽子side
雪路さんが出て行ってしまった。私には出て行く姿が、何だか寂しそうに見えた。
陽「旅人さん…」
雪路さんと亀吉さんが出て行った玄関を、まだ凝視したままの旅人さん。手元を見ると、雪路さんにはじかれてしまった手は悲しげに下げられている。
旅「…大丈夫です。雪路が帰ってきたら、ちゃんと、理由を話します。」
陽「そう、ですね。」
小さく微笑んだ旅人さんに合わせ、私も微笑んで言った。
すると、私たちの様子を見ていた灯衣ちゃんが何かに気づいたように、キョロキョロと辺りを見回し始めた。
陽「どうしたの？灯衣ちゃん。」
灯衣ちゃんが顔を上げた。しかしその表情は、焦っているようだ。
灯「…ファミリーが！」
旅・陽「「？」」
灯「ファミリーがいなくなってる！」
陽「えっ？あっあれ！？いつの間に…？」
静かだから、大人しくしているのかと思っていたけど、まさかいなくなっていたなんて…
陽「何処に行っちゃったんだろう…」
灯「先生！早くファミリー探さなきゃ！」
ファミリーは私たちが買っている犬じゃない。でも、今の飼い主さんとは知り合いで今日、預かってきたのだ。どうやら暫く家を開けるらしい。だから知り合いである私たちに、ファミリーを預かってくれと頼んできた。
家にいないということは、きっと外に出ていってしまった筈…もしかして
旅「…Aさんに、ついて行っちゃったんじゃないかな？」
私が考えていた予想を旅人さんも予想していたらしい。
陽「あっ私も思ってました！ファミリーが大人しくなったなと思ったの、多分Aさんが出て行った時からです！」
灯「！、じゃあ困ってる筈だよね！灯衣お兄さんのところに行ってくる！！」
焦りから嬉しいそうな顔に変わった灯衣ちゃんが駆け足で玄関に向かう。
陽「まっ待って灯衣ちゃん！先s((ｶﾞﾁｬ」
後を追おうとした瞬間、ドアが開いた。
ﾎﾞﾌｯ
灯「むっ」
？「おおっと、危ない。」
外に出ようとした灯衣ちゃんが、ドアを開けた人の足にぶつかってしまった。
バランスを崩した灯衣ちゃんが倒れる前に支えてくれた優しいその人。だけど、今はできれば会うのを避けたい人。人達。
増「怪我はないね。てっあれ、灯衣ちゃん、だよね？」
土「どうしました？増子さnんん！？えっ！戻ってきてる！！えっどういう…こと！？」
どう、誤魔化したら…
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
