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「お願いします！！一週間分のお願いです」
「期間短っ！」
「そこは一生じゃないん」
「一生のお願いは、婚約の時だって決めてるんです」
「ずうずうしい女やな」
「頼みます！」
パン、と両手を顔の前で合わせて強請る。ここは根性だ、と周りの目も厭わず、コネシマ先輩の目を真っすぐ、純粋な綺麗な瞳で見つめる。
少し涙を浮かべるのがコツ！
女子高生の涙はまさに最強の武器。
「嫌や」
しかし、それをもろともしないのが心の無いコネシマ先輩。
ズバと断るその姿勢。そんな容赦ない所も大好きです！！！
隣の鬱先輩と、一緒に二年生の教室まで着いて来てくれたチーノ君は呆れた顔で「諦めな」と話す。
「確かにシッマが舞台の上で主役で演技したら、それはもう話題性鷲掴みも同然やけどさ…」
「演劇部存続のためだけに部長が演技したそんな日には、空から槍が降りまくりますね。災害もんですわ」
友人から話題性が大事、と聞いて真っ先に思い浮かんだのはコネシマ先輩。
コネシマ先輩が集会で演出してくれたら、新入部員の加入は間違いない。
「でも、それは結局シッマを追ってから入部したに過ぎんやん。意味ある…？」
「いえ、一時入部してくれさえすればいいんです。そしたら、…逃がしませんから」
ふふふ、と笑う私を「おっかない人や」と突くチーノ君。
「とりあえず考えておいて下さい。お返事はいつでも大丈夫ですので。
私は、他の話題性づくりのアイデアを考えてきます！」
では、と頭を下げるAは、仮の台本を一方的にコネシマに手渡してから、チーノを引きずるようにして連れ去った。
「チーノ君でもええんやで、…全然かっこいいもん」
「えー。Aさんがヒロインなら喜んで引き受けるけど、相手はあの先輩やろ？」
「わ！先輩の悪口許さん」
「悪口ちゃうって。でも、ほら。ああいう学園の王様的なポジションはコネシマさん(笑)の方が似合っとると思う」
「コネシマ先輩の悪口まで！いざ、成敗」
廊下で騒いでいると、生徒指導の厄介な教師に見つかってしまい、2人で注意を受けてしまった。
＿＿
＿
「ベタベタの恋愛ものやん」
ぱらぱら、数ページ台本をめくってコネシマはため息をついた。
「大先生、引き受けてやりや」
「僕の身体安売りしてないんで」
「変な言い方すんな」
でもほら＿
「ショッピ君とかは、あの子に頼まれたらやるんちゃう」
ピクリとコネシマが反応を示した。
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珠 - 完結おめでとうございます、、、、！どうやってp君は夢主ちゃんを拾ったのか、妄想できる余韻を与えてくださりありがとうございます、、、。しばらく浸りながら過ごせます、、、！別作品も応援します！ (2023年4月20日 19時) (
レス) @page32 id: f8217748e0 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - わあすきって感想しかでてこーへんくらい好きです… (2023年4月1日 18時) (レス) @page30 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
urumirojikku(プロフ) - ﾊｯｯｯｯｯｯ天才ですか…？大好きです…, (2023年4月1日 16時) (レス) @page30 id: 0746ede06e (このIDを非表示/違反報告)
珠 - ほんとうにだいずきでずッッ！！！！！！ (2023年2月10日 18時) (レス) @page24 id: 74727e307b (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 直近で見た夢小説の中で、とぅさんの作品が1番大好きです！！他作品の続きも楽しみにしています！！頑張ってください！！ (2022年11月9日 10時) (レス) id: 1020e6eda3 (このIDを非表示/違反報告)
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