刺 激 ___ ( 赤 )

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「 なんや、よかったやん。... なんかしげから言われた？ 」


『 重岡くん、喘息なんだね。最近、酷くて入院してるらしいよ 』


「 あ、ああ 〜 ！そ、そうやったなあ、！
しげ喘息で入院してんねん！忘れてたわ！ははっ 」







いつもの望じゃないのはわかる

けど、少ししたらケロッとした顔していつもの望に戻り昨日の事を話し始めた


昨日は、たか兄とあれから合流してご飯に行ったらしい

嬉しそうに話す望はまるで本当の兄弟みたい


たか兄は私のお兄ちゃんなのに、少し嫉妬なんて







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『 ねえ、望？ 』


「 んー？ あ、アイス欲しいとかなら無理やで 」


『 そのことじゃなくて、、重岡くんのところ行かないの？』


「 そ、そうやな、そろそろ行かなあかんな 」


『 望のことも嬉しそうに話してたよ？ 』


「 え！？ ほんま？... じゃあ行って来よかな。
また来るから！お菓子置いてくでな 」





といって急いで行ってしまった


看護師さんの " 廊下では走らない！ " という声が聞こえる


そんな急がなくてもいいのに









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小さい頃から望は、私のヒーローだった


そして気づいたら隣にいて、気づいたら重岡くんと藤井くんはいなくなってた



望は今、重岡くんとなにを話してるんだろう



学校では3人は私が入る隙がないくらい仲がいい

話してるところもよく見る




また4人で遊びたいな、


少し大人に近づいた私達で話したい






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望がコンビニで買ってきた袋を見ると、中には私が好きなお菓子ばかり


チョコレートが沢山入っている


ああ、ちょっと溶けちゃってるのかも


秋に近づいてるからといってもまだ暑いときは暑い








呆れながら冷蔵庫に入れようとすると、急に頭がズキッとした


チョコレートが散らばる音が耳に響く

目の奥が痛くなる感じがする





「 ... 痛 っ、」





耐えられなくて苦しくて床に倒れた



床が冷たい



もうすでに頭はパニック状態



まるで何処かに落ちてく様な感覚



目の前は真っ暗になっていく気がして必死で目を開けようとするけど開かない



ナースコールにもがとどかない



手を伸ばした先には光がなかった







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「 Aちゃ ... ん ... A ... ん 」






誰かが私に近寄ってくる音



冷たい床からベットに移されたんだと思う



... この香水は淳太くん？



すると安心したのか名前を呼ばれながら寝てしまった






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