刺 激 ___ ( 赤 )

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Nozomu side.





「 はあっ、… はあっ、… 」




なんでこんな走ってるんやろ

朝に弱い俺やけど、流星からの連絡に飛び起きて病院に向かった



それは早朝。それはまだ皆が起きてない時間

5時ぐらいやったかな

急に流星から電話がかかってきて、






.







「 んっ…流星…？、なんやねん、朝から… 」


" 望っ…？ … しげがっ… "







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もう夏休みのカウントダウンが始まるであろう、8月25日。




明日はしげの誕生日で4人で盛大に祝おうとしていた

そして、今日Aにその計画を伝えようとしてた日




暑いけど、風が吹くと生ぬるい感じが嫌な予感を漂わす




なあ、しげ、もう少し待ってくれっ、



まだ逝くの早いって、俺何もしげに伝えてないやん





時計を見ると朝の5時15分。

ほんま急がんとやばい




また走りだろうとしたら後ろからクラクションが鳴った




「 は… まちゃん、？ 」


紫「 行き先は同じや！はよ、乗り！！」


「 よかったっ…ありがとうっ、 」




車に乗ると、いつもの香水の匂いに少し安心する





紫「 … 俺も、流星から電話かかってきてさ、」


「 … はまちゃん、しげ… 早いよな？
まだやんな？大丈夫やんな？、」



というと黙ってハンドルを持って運転するはまちゃん

無言の圧力に負けて、俺まで無言になった







.









ようやく病院に着いて



急いでしげのドアを開けた





「 … はあっ、…はあっ… しげっ…？ 」


青「 望、よかった。間に合ったな。」





ドアを開けると想像もしなかったような光景が目の前にあった



発作を起こしとるしげと、それを支える淳太くん

周りにはたくさんの機材と部屋を出入りする看護師







.








そしたら、淳太くんが俺たちに気づいてしげに話しかける







黄「 なあ、しげ、聞こえるか？、望と濱ちゃん来てくれたで？ 」





赤「 …っ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ… ごめっ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ… 」





紫「 別に謝らんくてもええんやで？、俺らは大丈夫 」






と言ってしげの頭を涙目でぐしゃぐしゃした濱ちゃん







昨日は大丈夫って言って笑ってたやん

それでも止まらないしげの発作




青「 … しげ、喋ったらあかん、俺ら、ちゃんとおるから」







流星まで涙目やし、あかん。こっちまで泣けてくるわ





空間が止まったように感じて



ふと時計を見ると、6時半。






しげの発作が止まって落ち着いた頃やった








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