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あれから時間も忘れるぐらい話をした
学校の事、補習の事、先生の事、家族の事...
新しく知ることが沢山あって、沢山笑った
「 あ、やべ俺今日バイトやった 」
「 うわ、もうこんな時間？姉ちゃん帰ってくるわ 」
「 じゃあ、今日はお開きにしましょか！！」
" また集まろうね " と3人にいうと " 当たり前やろ " って言われてまた笑った
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2人だけになる病室。
ゆるやかな海の波音だけが響いていた
「 俺、4人でどうしても集まりたかった！夢叶ってよかった！まじで！」
「 呼び出してるなら言ってよ 」
「 だってそう言わなA来やんやろ？」
「 そうだけど、、」
「 ...あのさ、A。」
「 ん？ 」
「 ...流星と望の事は忘れたらあかんけど、俺のことなら忘れてもええから 」
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真剣な顔で私を見つめては、重岡くんの瞳には私が映ってる
言葉の意味がどうしても理解できなくて、黙ってしまった
こんな重岡くん初めてでなんて返事をしたらいいかわからなかった
「 ふは、そんな顔せんといてや！
まだAと一緒にみたい景色とか、教えたい色とかめっちゃあるんやで？
やから、沢山思い出作ろ？ 」
なんだそういうことだったのかと安心した
色々な顔をもつ重岡くんの瞳には私がどんな風に映ってるのだろう
「 明日は病院から抜け出すから。」
あまりにも突然すぎて " ふえ？ " とワケのわからない言葉かでると
" なんやねん、その返事 " と笑われ
「 大丈夫やって、ちょっと抜け出すだけ」
まだ知らないことが沢山ある。知ってるようで知らない重岡くん
貴方は何を知ってるの？
なんでそれを私に教えてくれないの？
そんな事言えるわけでもなく私は頷くことしかできなかった
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同じ時間がやってくる、病室で1人になった
携帯を開くとたか兄からのメールがたくさんきていた
心配症なところは時には役に立って、時にはめんどくさくなる
そしてまた今日も灰色の世界だったと心の中で呟く
色が見えたらどんな世界になるんだろうか
ふんわりぼけた中で、うっすら見える影を追いながら私は目を閉じる
久しぶりに4人揃った私たちはどこか変わってしまったみたいで、どこか空っぽになっていた
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みゆう。 - 私、ハッピーエンドが好きなのですが、これを見て、バッドエンドもいいなと思いました（笑）すいません、文字数が、。２つになりましたけど、次の作品も拝見させていただきます！言葉選びがご上手でもう最高の小説家だと思います！主さんの作品も主さんも大好きです！ (2020年5月6日 4時) (
レス) id: 64cca1ce50 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう。 - 今日、このお話を拝見しました。蝉さんの作品、これで２つ目なのですが、毎回涙腺が崩壊してます（笑）ハッピーエンドじゃつまらないって、紹介メッセージ？みたいなところに書かれていましたよね。 (2020年5月6日 4時) (レス) id: 64cca1ce50 (このIDを非表示/違反報告)
るい - めっちゃいいお話やって、号泣しました!なんかもう、しげーーーーーーってかんじです!笑 (2018年7月16日 15時) (レス) id: fe6c19477c (このIDを非表示/違反報告)
メイリ(プロフ) - なんのんさん» コメントは全て読んでいます！本当にありがとうございます、、こうやって気軽にしてくれると作者として嬉しいです。こんなのが作者と言えるのか分かりませんが、これからもよろしくお願いします(＞＜) (2017年4月4日 1時) (レス) id: 5da9c774ff (このIDを非表示/違反報告)
なんのん(プロフ) - コメント見てくれて本当に嬉しいです！ずっと待ってたんです、返信が欲しいんじゃなくてコメントを見て欲しくてこんなにも楽しく読めて本当にいい話でした！！！ (2017年4月4日 0時) (レス) id: 66b491b237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝉
| 作成日時：2016年9月4日 20時
