【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

73冊目 ページ27

『あの2人がキラと第2のキラ…ね』






Lから聞いた推理は確かに理にかなってる。

Lの推理が本当なら、月が弥と付き合ってるのは、単にその"死神の目"という力を利用したかったがため。




_______でも、"あの"月がそんな風に女を利用したりするか？

…いや、あいつは変わった。
今の月は俺の知ってる月じゃないんだ。







『確かにその推理が合ってれば、2人がキラで確定だ。

…ただ、月が自分から監 禁してくれって頼んできた事が引っかかる』


「やはりそこですね。
月くん自ら言い出したのだから、その前に何らかの準備をすることはできたはず」







そう、そこなんだ。
この監 禁作戦がもし、Lが提案してLのタイミングで監 禁したのなら月の潔白は証明できるのだが、

いかせんキラが使ってる殺しの方法には謎が多い。

だから俺たちの知らないうちに月が事前準備をする事は当然可能だ。







『でもまあ、今の段階じゃ様子を見るしかないな。
_______取り敢えず寝る』


「はい、おやすみなさ_______寝るんじゃなかったんですか」






俺がベッドに倒れこみながらLのダボダボの裾を掴むと、思いため息と一緒に呆れた視線が落ちて来た。







『良いじゃんか〜
お前も当分寝てないんだろ？』


「まったく…」






呆れながらも一緒に寝てくれるとこ、好きだぜ？

_______失恋したら人肌が恋しくなるんだなぁ。





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作者の説明はいります。

何度か本編でAが失恋したという描写が入ってるのですが、これは別に月の事を心残りに思っているわけではなく、

恋愛ドラマで失恋してしまう役になりきりすぎて、主人公に失恋してしまった感情がAの中に残っているだけです。

紛らわしかったので簡単に説明してみました。

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