第八十五話 首領補佐官と首領護衛 ページ4
――ポートマフィア拠点―最上階――Nosibe
「................................。ナナシ君は、人間?」
坪内はナナシに尋ねる。
坪内の異能を持ってしてもナナシの本質は不明である。
本当に零の異能生命体であるかも。
「首領?」
その質問の意図を知ろうと、森が声をかける。
が、坪内は微笑むのみだ。
『................ノーコメントだねぇ。』
勿論、零も。
「二人は別行動というか__________ナナシ君には意志があるみたいだね。」
『嗚呼。人間といっても過言ではないくらいにね。小生の異能生命体と考えるよりも、
小生に忠実な人間、と考えた方が良いと思うよ。』
話の意図がつかめないナナシは、頭に?を浮かべている。
森は大体察したのか苦笑いだ。
零はそんな二人の様子をチラリと一瞥し、続けた。
『――――――――――――で?ナナシの役職は?』
「やっぱりかい。」
森が肩をすくめる。
ナナシは今も頭に?を浮かべている。
「................................ま、ナナシ君の戦闘技術だと、首領護衛が妥当かな。」
[え.................え、え?は?]
ナナシはやっと気付き顔をひきつらせる。
『だねぇ。ナナシは別に公開しても良いだろう。小生関係だけ伏せて。』
「そうだね。首領護衛は組織内の実質No3にあたる。
No2は零ちゃんで、そこは秘密だし................まあ首領の判断で。」
「嗚呼。そうしよう。零ちゃん、頼めるかい?」
『了解。首領の仰せのままに。................と、云うわけだ。これからナナシもマフィアの一員。喜べ?』
零は満面の笑みで振り向いた。
[あ、ははは................................頑張りまーす。]
ナナシは苦笑いで返した。
後に、ナナシが葬儀屋、双黒と並ぶ、裏社会トップの人材になることは云うまでもないだろう。
まぁ、こうして夜は明けていくのです。
――――――NxstTaim――――――??
第八十六話 時の流れは少しばかり速すぎる時もある。お知らせも。→←第八十四話 『それが普通じゃあないの?』
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三斗(トリップ願望者) - ええええええ!何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止しそうになるかなああああああああああ‼‼‼作者さん!Please come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月27日 14時) (レス) @page28 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - みゃうさん» ありがとうございます!諸事情により更新出来ていなかったのですが、これからは更新していきますのでよろしくお願いします!英語はもう諦めてまして……見逃してくださると幸いです。 (2019年7月27日 13時) (レス) id: 93dc29917b (このIDを非表示/違反報告)
みゃう - 吸血蝶さん、タイトルが気になって読んでみるとすごく面白かったです。・・・英語の勉強をしましょう? (2018年12月26日 13時) (レス) id: fa587dfb5c (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - やみねこさん» ありがとうございます!!!最近は時間ができてきたので、多く更新できるよう頑張ります!!これからもよろしくお願いします! (2018年8月8日 13時) (レス) id: a5cd03074c (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - 百話おめでとうございます! (2018年8月7日 13時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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