第百四話 もうそろそろ一気に飛ばしたい ページ23
―――――――――晩香堂――――――――
「お久しぶりです長官。」
ようやく、騒ぎが収まった頃。
晩香堂には、東野、ナナシ、零、種田、夏目、と云うように、
前回集まっていた面子がそろっていた。
『さて。面子も集まったことだし、覚り決めの報告と行こうか。』
零ほそう云い、何もない空間からするりとパソコンを取り出した。
『まず、まぁ結果としては次期頭首は小生で決まりだ。
自分で言うのもなんだが、圧倒的だったしね。もう異能持ちが現れても変わることはない。』
そして――――――――と、零は何か操作をし、全員に見えるようにパソコンを置いた。
『これが今回分かった悟ヶ原家頭首候補内の異能力者八名。勿論小生も含めてね。
まず、悟ヶ原楓。能力が――――――――――――――――』
零はその八名の説明をし、そのデータを種田長官へと渡した。
「ふむ....................結構いるんだな。」
『ええ。まぁ人数多いですし。一族が一族なので。
..............きっかけが生まれやすいんですよ。』
「なるほどな。」
『この方々はこちらで管理しますのでご安心を。何かあったら連絡しますし。』
「嗚呼。頼んだ。」
種田はそのデータを受け取りながら聞いていた。
『それで?小生の管理はどうなったんだい?』
「嗚呼、それはな。お前には定期的に晩香堂へ通ってもらう。
まぁ、お前が云った様にリスクがあるからな、月に二回程度だ。」
「そして、その間の穴埋めとして、東野。お前が監視役に適任となった。」
「[!!]」
『ふーん。やっぱりそうなるかい。』
零は判り切っていた、というように反応する。
『ま、特務課から人員は出せないしね。特務課に協力しているだけの東野さんが妥当って事。
もとから知り合いだった、てことも含めてね。』
「そういうことだ。東野、頼めるか?」
東野はすぐに冷静になり、頭を下げた。
「はい。全ては特務課のために。」
「まぁ、そこまだ気負う必要はないだろうがな。こいつはこいつで勝手にやるだろうから。」
『そういうことさ、今迄通り気楽に頼むよ?圭吾さん。』
「嗚呼。」
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三斗(トリップ願望者) - ええええええ!何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止しそうになるかなああああああああああ‼‼‼作者さん!Please come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月27日 14時) (レス) @page28 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - みゃうさん» ありがとうございます!諸事情により更新出来ていなかったのですが、これからは更新していきますのでよろしくお願いします!英語はもう諦めてまして……見逃してくださると幸いです。 (2019年7月27日 13時) (レス) id: 93dc29917b (このIDを非表示/違反報告)
みゃう - 吸血蝶さん、タイトルが気になって読んでみるとすごく面白かったです。・・・英語の勉強をしましょう? (2018年12月26日 13時) (レス) id: fa587dfb5c (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - やみねこさん» ありがとうございます!!!最近は時間ができてきたので、多く更新できるよう頑張ります!!これからもよろしくお願いします! (2018年8月8日 13時) (レス) id: a5cd03074c (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - 百話おめでとうございます! (2018年8月7日 13時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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