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お風呂も入らせてもらって宏ちゃんの部屋に行くと泊まりの時にいつも敷いてもらってる布団がなくて宏ちゃんがベッドに寝転んでた
｢あれ？俺の布団ってどこ？｣
｢ん？あー、一緒に寝るからいらないって言っちゃった｣
｢えぇ？！｣
急すぎだよ？！
てか鼓動うるさくて絶対寝れないやつじゃんかぁ
｢おーいで？｣
パシパシ自分の隣のスペースを叩いてるもんだから入り込まない訳にもいかず恐る恐る潜り込んだ
｢わっ、大ちゃん足冷たいね｣
｢あ、ごめん…｣
｢いいよ。くっつけちゃいな｣
ニコッと笑いながら俺の足をあっためようと自分の足をくっつけてくれて更には手まで握りこまれた
｢ほら、これでちょっとはマシになったろ？｣
｢うん、ありがとう｣
｢ふふっ、寝よ寝よ。明日も大学あるし｣
｢うん｣
｢おやすみー｣
｢おやすみ宏ちゃん｣
とは言ったものの、間近に宏ちゃんの顔があることによって俺はなかなか寝付くことができなかった
顔が見えなければいいんだから、と思って宏ちゃんの胸元に顔を埋めるとなんだかすごく心地よくてそのまま眠りに落ちちゃった
まさか宏ちゃんも起きてて俺の行動によって一睡も出来なかったとは思わなかったけど
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作者名：沙羅 x他1人 | 作成日時：2019年4月15日 21時
