病の正体 ページ14
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「私って…病かけてしまうらしいの。」
夜、縁側に座って炭治郎と話す。善逸と伊之助は部屋でなんか騒いでる。
「病…?どう言うことだ?」
「よくわからないのだけど、霞柱様が言ってた。私は病をかけさせるから指名手配になったって。柱はもう音柱様以外みんな病にかかってるって。」
炭治郎は困惑したように眉毛を下げる。それもそうだ、私もよくわからないから。
「その病とやらの症状はどんな感じなんだ?」
「うーん…あまりわからないんだけど、柱の皆様方ね、私が本部行くと急に暴れだすの。そして今日、音柱様に「みんな大好きだから私のために争わないで!って言ったら状況が良くなるぞ!」って言われてその通り言ったらなんかみんな倒れてブツブツ何か言い出したの…。」
思い出すだけで恐ろしい。私は一体どんな魔力を使ってしまったのだろうかとヒヤヒヤする。
「それは…まるで善逸みたいだな。善逸もAと久しぶりに会ったら暴れてるし、おそらくAに大好きなんて言われたら善逸もぶっ倒れるだろう。もしかしたらその病の正体を善逸ならわかるかもしれない!」
炭治郎はニコッと笑顔で言うが、善逸に対してかなり辛辣なことを言っている気がする。
悪意はないから憎めないけど。
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それから伊之助と遊び疲れてくったりとしてる善逸に話しかける。
「ねえ善逸。」
「ん?どうしたの?A」
「善逸大好き。」
「ぐはっっっ!!!」
本当だ。炭治郎の言った通り、善逸も柱の皆様も同じ反応をする。そして「は?可愛すぎる待って俺無理だよ」みたいにブツブツ呟き出した。
「やっぱり、善逸も病にかかってるんだ…!ねえ善逸!」
「えっ!?なっなんですか!?えへへ」
「善逸の病ってどんな感じなの!?」
「んんん!?俺に病!?別にどこも悪くないけど…強いて言うならAのことが好きすぎて恋の病にはかかってるかも!なんちって!」
善逸が顔を赤くしながら目を逸らしてくる。私は頭の中が真っ白になった。
「恋の病…?」
「うぇっ!!うん!俺Aの事…」
「それが、病の正体…?」
「………?どうしたの?」
顔に熱が集まる。私は今までなんで恥ずかしいことを私はしていたんだ。
「炭治郎、庭に穴掘るから手伝って…。」
「何する気だ?」
「埋まる。」
「どうしたんだA!」
それから炭治郎にたくさん話を聞いてもらって、土に埋まるのはやめた。
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Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時