幼馴染が過保護すぎる【鬼滅の刃】

続き ページ11

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車内は無言。善逸は相当怒ってる様子だった。そして家に着いて手を引かれリビングまで連れて行かれる。


「A…。」


あぁ、怒られる。そういう覚悟で「ごめんなさい！」と深く謝れば、



「バカ。」


__と思い切り抱きしめられた。
善逸は私の肩に顔を埋めて「心配した。」と言う。


「ごめん、本当にごめんね。」


私も抱きしめ返してそう言うと善逸は抱きしめる力を少し緩くしてこう言った。


「もっと早くに行けばAに怖い思いさせずに済んだのに。怖かったよね、俺の方こそごめん。」
「善逸が謝ることじゃないよ！私が勝手に飲み会に行ったから…。」
「A聞いて。俺や炭治郎は何のためにAのそばにいると思う？」

「Aを守るため。大切なAを守るためだよ。」


善逸が私のびっくりした顔を見て微笑む。


「…あ、でもだからと言って飲み会にホイホイ行ったのは怒ってるからな！前も言ったでしょ？男は確実にAの可愛さにやられて手ェ出すって。本当にバカ！」
「うぅっ、ごめんなさい！」


「でも、何もされなくてよかったよ。俺、本当に心配だったんだから。」



善逸は再び私のことを強く抱きしめた。



いつも気持ち悪い善逸だけど、こう言う時にカッコよくなるからズルい。


その後炭治郎にめちゃくちゃ説教されて、もう絶対ノーと言える日本人になろうと決めた。


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