即ファボ失礼します【我妻善逸】

13.好きなんだ ページ15

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「宇髄先生……」
「ンだよ。」

「善逸くんへの愛が増した。」

「そりゃあよかったな。」




episode 13「好きなんだ」




「家に帰ってからじっくり考えたの。」


「Aちゃん絶対俺のこと好きだと思うんだよね。」





「おー。そりゃよかったな。」
「冷たくない！？もっといい反応してくれても良くない！？」
「どうでも良いからな。」
「酷いなこいつ！！」



宇髄先生はいつも俺の話受け流してくる。まあそこがこの先生のいいところなのかもしれないけど。




「俺、決めたんだ。Aちゃんは俺が幸せにするって。」


「……派手にうざいなお前！なんだそれ、臭えな！！」
「うるせえ！！」



宇髄先生にバカにされまくって正直恥ずかしくなる。いや、確かにな。付き合ってもいないのに幸せにするってなんだよな。土に埋まりてえわ。




「まあ、でも早くくっつけよ。俺の放課後の時間が潰れなくなるしな。」




あっ…やっぱりAちゃんも宇髄先生のところいってるよね。


ってことは宇髄先生いつも2人きりってこと？！はぁー、羨ましすぎるわ。それに何この整ってる顔、ふざけんなよ。




「はぁ〜早く付き合いたい！」
「だから早くくっつけって言ってんだろ。」
「今すぐにでも！」
「そうか、なら今行ってこい。」
「やっぱりそれは心の準備ができてない！」



宇髄先生は「なんなんだよ。」と言いながら、飴を舐め始める。



「文化祭の花火一緒に見たのなら告っちまえば良かったのによ。」
「いや！準備ってのがあるでしょう！？いいの！俺はまだ大丈夫！」
「そうやって女に逃げられるんだよ。」
「物騒だねぇ！？とんでもねえや！！」



宇髄先生は少し笑って、「バカ野郎」と俺の頭を撫でてくる。




「デート誘っちまえ。」
「…うん。」




なんかデートって言葉を聞いただけで胸が高鳴るわ。
とりあえず、ミンスタグラムを開いてAちゃんのアカウントに飛んだら、ストーリーが更新されていた。



そのストーリーにはなんかイケメン写っていて、俺は静かに電源を落とした。




「…やっぱりAちゃんは俺のこと好きじゃないのかも。」
「あ？！ンなわけ無いだろ！！誘え！今すぐに！」



善逸今週の土曜日空いてる?
Aうん!空いてるよ!




((お兄ちゃん！！勝手に私のスマホいじったでしょ！
((おー、俺格好いいって書いといたぞ。
((マージでキモいの極みなんだけど！
((なんてこと言うんだ！



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