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同僚と2人で ページ9






「…A、」
「ん?どうした?善逸。」
「今日飲みに行こう!!2人で!」
「おーいいよー」



急遽決まった善逸との予定。一応義勇さんに言って、私は善逸と退社した。



「乾杯!」


ジョッキをカツンと合わせ、ゴクッと呑む。
ぷはぁ!と息を吐くタイミングが善逸と一緒で2人で笑う。



「今日なんで呼んだかっていうと、俺Aに謝りたくて…。」
「え?何?どうしたぁー」



「Aって、炭治郎のこと好きだったんだよね?今日俺、最低なことしちゃったって思って。本当にごめん。」



急に深刻そうに眉毛を下げる善逸。私は思わずそんな善逸の姿を見てプハッと笑った。



「はは!善逸が謝ることじゃないって!それに、最初からわかっていたことだよ?私はもう吹っ切れました!」


この言葉に嘘偽りがないことを、善逸はきっとわかってくれるはずだ。善逸は「わぁあホッとしたああ」と涙目でまたビールをゴクリと飲んだ。



「A、午前中ずっと悲しい音してたし、昼から帰ってきた時も泣いた跡があったから…不安で。」
「気づかれてたかぁ…まあ気付かれるよね!うんうん!でも善逸は本当に責任感じないで!大丈夫だよ!」



ついに涙を流した善逸の頭をヨシヨシと撫でると、「A〜」なんて言って手にスリスリしてくる。

なんだろう、母性本能をくすぐる感じだ。



「Aはさ、炭治郎のこと吹っ切れたって言ってたけど、社長とはどうなの?」



少し落ち着いた後、善逸にそう聞かれる。

どうって、どうなんだろう?私もわからないや。



でも、



「社長といる時間、嫌いじゃないんだよなぁ。」




最初はすっごく嫌で気まずくて居心地悪すぎたけど、なんだかんだ優しい所もあるし嫌いになれなかった。

今日だって、義勇さんがいなかったら立ち直れていなかったかもしれない。



「うん、社長といる時間は大切な時間かも。」



私がそういうと善逸は「そっかそっか」ってニコッと笑い、お酒をググッとのむ。



「はぁ〜!」
「善逸そんなに飲んで大丈夫なの?」
「大丈夫ばなかったらお願い…。」
「バカ!もう呑むな!」



善逸と2人で飲む時間はあっという間に過ぎて行った。

たまには、こういう日も悪くないなぁと思う。



吹っ切れた→←助けるから



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にぃ - とても面白いしキュンキュンしました。これからも面白い作品作ってください。 (2020年8月23日 21時) (レス) id: e653c86382 (このIDを非表示/違反報告)
陽渚(プロフ) - 面白かったです!他の作品も読ませてもらってます!頑張ってください (2020年8月4日 22時) (レス) id: 0a67e21c60 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - Regulusさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると心からかいてよかったなぁと思います!次回作も是非見てみてください!これからもよろしくお願いします! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´▽`*)とても楽しませて頂きました!次回作も楽しみに待っていますo(*⌒―⌒*)o (2020年4月4日 14時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!そう言っていただけると書いてよかったなぁと思います!本当にありがとうございました!! (2020年4月2日 23時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana  
作成日時:2020年3月27日 22時

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