薔薇の騎士の存在意義 ページ14
＿＿トレイside
「とれい、ぁ、ぅ…トイレ、行きたい」
控えめに口を開いて俺の服の裾を引いた
可愛い可愛い俺の紫桜
「あぁ、わかった。よしよし、直ぐに連れてってやるからな」
彼女の体を姫抱きにしてトイレまで運ぶ
そっとトイレに座らせてやって、そのままトイレを流してやる
最後にまた抱き上げてベットに戻してやる
1連の動作が終われば『ありがとう』と可愛らしくはにかみながら笑いかけてくれる紫桜
そうだ、その笑顔が
その笑顔が俺の生きる意味なんだ
アリスの食事は全て口移しかあーんをして食べさせてやること
アリスがトイレやお風呂に行く時は誰かが抱き上げて運んでやること
アリスが寝る時は誰かが側に居ること
アリスのお願いはできる限り全部聞いてやる事
あの子の為にリドルが作った法律だ
アリス＿紫桜の事だ
こんな所に迷い込んでしまった哀れなアリス
捻れたの国のアリス
常に彼女の側にいて、彼女の世話をしてやるのが自分の存在意義だから
…薔薇の騎士、なんてものでは無いが
俺に頼って、依存して、俺無しでは生きれなくなってしまえばいいんだ
「トレイ…ぎゅー、して」
両腕を広げる紫桜
…可愛い
「んっ…いい子だな、にしても紫桜は甘えん坊だな…」
優しく抱きしめて、背中を撫でる
…強く抱き締めすぎたら折れてしまいそうだ
＿＿＿「愛してるよ、俺の紫桜」
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まいころ - 初コメ失礼します。この作品すごく好きです！リドル君がかっこいいです笑ヤンデレとか最高かよと思って一気に読んでしまいました。更新頑張ってください (2020年8月4日 3時) (
レス) id: bd5b6bf448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽の無い扇風機 | 作成日時：2020年7月31日 21時
