松村さんの彼女さん (ページ4)

今日:16 hit、昨日:10 hit、合計:211,630 hit

・ページ4

・

youside

仕事で疲れきった私にとっての至福の時間はなんと言ってもライブDVDを見ること

でも今日は違う

いつもならSnowManを迷わずつけるところだけど…

ラジオがあって帰ってくるのが遅くなる彼の居ない日は絶対にSixTONESのDVDをつける

何もかも終わらせた後ソファに項垂れながら

『あぁ～遅い～』
『ちょっと寝よ…』

SixTONESのDVDケースを出しっぱなしにし、そのまま寝落ちしてしまった

目が覚めたのは外がもう明るくなろうとしていた時間帯だった

寝返りをうって反対方向を向いてみると、相変わらず私の腰に手をまわしたまま寝ている北斗

「…っん…」

少し唸りながら目をぱちぱちさせ起きた北斗をガン見していると

「…っえ、なに？俺穴あくよ」

『おかえり』

「う、うん、ただいま」
「…あ、昨日ソファで寝落ちしたでしょ、ここまで連れてくるの大変だったんだからね」

『ごめん、ありがと』

「あ、あと、昨日俺達のDVD見てたでしょ」

『ま、まぁ、気分転換的な？』

はぐらかすように目を泳がせると

「可愛いとこあるじゃんかよ～」
「もう、照れちゃって～」

『何そのキャラ？照れてないから』

「Aちゃん可愛いよ～」

頭を撫でてくる北斗に満更でもない私、多分どこからどう見てもバカップルだ

二人してベッドで寝っ転がりながら何やってんだよって話になってくる

『ほっくん暑苦しい！』

無理やり体を引き離し寝室から出てリビングへ向かう

「うわっほっくんって言う時照れてる時だ」

なんて後ろから聞こえてくる

私は耳が赤くなってるのを隠すようにわざとらしく耳を触った

・