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新品のスーツに身を包んだ4月
第一希望だった大手会社に就職
就活大変だったなとか、大学楽しかったなとか、思い出が込み上げてくる
『よし！』
満を持して会社へ足を踏み込む
なにかの漫画に出てくるような台詞を考えてた私が馬鹿だった
新入社員が集まる場所へ向かう途中
『え、うわっ』
何も無いところでつまづくっていう
周りからの視線が痛すぎる
「ふはっ大丈夫？」
『え、あ、はい』
頭をあげると、スーツを着た男性が1人
先輩なのか？でも向かってる方向は私たちと同じだ
いや、確実に先輩だ、チャラチャラした髪の毛の色、新入社員だと有り得ない
「はい、社員証、落としちゃダメだよ？」
『あ、すいません』
飛んで行った社員証を拾って手渡ししてくれた
『あ、あの、新入社員が集まる場所？あの…大きな広場？ってどこにありますか？』
「んはっ分かんないのに進んでたの？いいよ、丁度俺もそこ向かうから一緒に行こうか笑」
申し訳ない、けど、方向音痴な私にはこの大きな会社を歩き回ることは出来ない
覚えるのに一年はかかりそうだ
「はい、ここ、ホールね笑」
『あ、すいませんありがとうございました！』
『な、名前は…』
「ん〜次会った時ね笑」
うわぁやっぱり絶対先輩だ
次会った時って絶対会わないやつ、ていうか先輩すぎて会えないとか？
向「A！こっち！こっちやで！」
『あ、うん！』
大学から一緒の康二に小声で手招きされ、そちらへ向かう
向「遅かったやん、どこおったん」
『迷っちゃってて…』
向「誰かに案内してもらったん？」
『うん、先輩？ぽい人』
向「初日から先輩にお世話になるはあかんやろ」
『しょうがないじゃん』
私たちの会話はそこで途切れた
司会の方がマイクを持って喋り始めたからだ
自然とみんなマイクを持った人の方へ顔が向く、私もつられてその方向へむくと
『康二！あの人あの人！』
向「え？なにが？」
『さっき助けてくれた人！』
向「え？あのチャラい茶髪の人か？」
『そうそう』
向「ほんまかいな笑」
私の向いた先には、司会の方の後ろに助けてくれたあの人がいた
康二には嘘だって言われたけど
本当なんだよなぁ…
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るな(プロフ) - そうでしたか、お2人が幸せになってくれたらいいなと思います。続き楽しみにしております。 (2022年8月15日 0時) (
レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！少しドロドロしたものも混ぜてみたくなったもので…笑 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます！更新遅めですが、これからもよろしくお願いします (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話楽しみに読ませて貰っています。どのお話にもこういう性格クズな怖い女性っていますよね。邪魔しないであげて欲しい、2人の幸せを見届けたいです笑笑続き楽しみにしております。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page33 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 面白いです。良かったですよ。私も小さな職場ですけど、できるですが〜ができるですかね。続き待ってます。 (2022年8月9日 2時) (レス) @page23 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年8月4日 19時
