アワノヒメ【文豪ストレイドッグス】

五話 ページ7

暗いしんみりとした部屋の中
一人の着せ替え人形にされた少女が鏡の境に手を置き自身を見つめながら、


後方で次の洋服を着せようと洋服を何着かがっしり掴んでにやけている男に問うた



「醜い、、そうか、麿は醜いか、おいお主麿は醜いか、？」

「やだなぁAちゃん♡
そんな事無いよ♡♡」







ニヤけながらつぎの洋服を着てくれるのをまだかまだかと待ち構える男、、

基
森鴎外を塵でも見るような目で見つめたがすぐに幼女は馬鹿にするような笑みをふともらした








「お主相当目が狂ってると見える、
さては相当の幼女趣味か」









＿＿＿またｹﾀｹﾀと笑った＿＿＿








それもそうだ、Aが醜いと言うのはどうも顔面の事では無い、、、








Aの顔はと云うとぱっちりとした瞳に長く整った睫毛、眉毛はきりっと細く綺麗に

唇は年相応(コレは見た目の問題を表す)のぷるﾘとした淡い綺麗な桃色だった

瞳は蜂蜜のように透明感があり奥深い
鼻は高く
透き通るような肌、
森鴎外のような幼女趣味から見るとついつい手を出してしまうのも無理はない
顔は、顔は残念ながら美顔のようだ。








性格は＿＿＿
というとそれはまァ、ポートマフィアなのだ狂っていないと言った方が可笑しいだろう、




第一理由が ソレ だとして芥川や太宰が云える立場では無い事は百も承知の筈だ




ならどこが醜女か、


それはA自身にも芥川自身にも、
勿論とでも云うように森鴎外にも分からないようだ

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