愛すべき人はツンデレでして。(ybhk)

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光「…くんなっ、…ｯ」




「ごめん。俺さ、光が嫌いだって言うから
ついイジめたくなっちゃって。」





光「…へｯ？
…俺のこと、嫌いになったんじゃないの。」





不思議そうな顔をして振り返ってくるけど、
泣いて赤くなり、ウルウルした目は結構クる。





「え、嫌いなんていつ言った？」




コツンとおでこを合わせて
近くで聞くと、目線のそらし方が分からないのか
ずっと目線を合わせてくる。




これくらい目線を合わせてくれたら
愛してるよゲームとか、楽しそうなのにな。




俺の心は、目の前に可愛い光が居ると言うのに
呑気にそんなことばかり考えてる。





光「…言ってない、」




「だろ？俺はさ、光のことなんて
嫌いになることないから。」




クルリと光を向い合わせにして、
「な？」と言うとギュッと抱きついてきた。




光「おれ、やぶにキラわれたかと思って…、」




「それで泣いてたの？」




首筋にかかる吐息がくすぐったい。




光「ぅん…」




「光、顔あげて？」




そう言うとゆっくり顔をあげる光。




「そんな可愛いことされると、
お仕置きしたくなるんだよなぁ。」




光「なっ、//してないっ！してないもん！
可愛いことなんか、ぜんっぜんしてない！」




「へぇ、そう言ってるのは口だけだぞ？
顔には「お仕置きしてください」って書いてある。」




光「書いてない！やぶの目が悪いだけ！」




「んー、そ？
じゃあいいや。俺、知念のとこに行ってくるわ。」

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