愛すべき人はツンデレでして。(ybhk)

。 ページ17

．



何気ない話で盛り上がって、笑ったり。
ついでにはカメラさんも一緒に
盛り上がってたんだけど…




光「薮、うるさい。」




「あぁ、ごめん。」





さすがにうるさすぎたのか、いつの間にか
こちらに来ていた光に怒られた。





ここは最年長として、反抗せずに素直に受けとる。
光は、怒られて沈黙の俺たちの前を
スタスタと楽屋へ戻った。




裕「……ヒカ怒ってるよね。」





「あぁ…、うん。まぁ、すぐに直るよ。」




って言ったはものの、
俺にはなんで怒ってるか分からない。




何か悪いことしたか？




.




知「撮影するって！……て、あれ？ヒカは？」





怒られたこともあって、
静かに話をしてた俺たちに侑李が教えてくれた。




中「それがさ、怒られちゃって……。楽屋に居ると思う。」




遠回しに「知念が行ってくれ」と言うのが伝わってくる。
でも、そんな事は頭の回転が速いコイツに通じるわけない。




知「あ、そうなの？場所を知ってるなら、呼んできてよ。
僕、涼介たち呼びに行くから。」




やっぱ、そうなるか。と二人で苦笑い。
一方の侑李はニヤッと広角を上げて、
いかにも満足って顔をしている。




中「どうする？」




「……じゃあ、俺が行くわ。」




何か怖ぇな、と思いながらも楽屋に向かい、
ゆっくりと扉を開いた。




「なぁ、光。撮影だってよ？」




気に触るようなことは言わない方が良いのかもしれないと、
極力楽屋へは戻らないようにしていた。
…、けどこればっかりは仕方がないよな。

。→←▽気づいてよ▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す