もう1人の男装少女【ツイステ】

Twenty three ページ26

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「……まって、

私ってこんなに頭悪かったっけ？」



1人になった教室。


最終提出期限が明日の朝のHR前の課題に
手も足も出ない。


1年の時はリドルに手伝って貰っていたし、

2年の今も気がつけばフロイドがいた……



A「人に頼りすぎだろ私、」



自分が勉強しなかったせいだけど、



それにしても頭が働かなさ過ぎて
机に突っ伏していた。




「もう8時20分か……」



学園が完全に閉まるのが8時半。



それまでには寮に戻らなければならない。



「………あと提出まで12時間、」

やばい。

けど


出来ない。



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「…………………………



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おい、」


A「ｯｯｯぎゃぁぁぁ！？



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って、レオナさん！？」



暗闇の中、ドアに寄りかかりながら話しかけるのはレオナさんだった。



レオナ「今何時だと思ってんだよ……



今すぐ出ないと間に合わねェぞ。」



確かにやばい。



ここから鏡の間までは距離がある。



A「っあと10分！？」




急いで帰る準備をする私。



A「………………



あの、」



レオナ「あ？」



A「何故ずっとそこにいらっしゃるのでしょう……か」



ドアの前で私を待つかのように立つレオナさん。



レオナ「お前を待ってんだよ、



早くしろ」

A「っげ、」






恰も私が待たせているかのような言い方をするレオナさん。




私は、




彼のことが、




結構、




苦手だったりします。



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レオナ「………」

A「あ、ありがと…うございます」




今、自分が持っていた錬金術用の課題や実験用具が全て入った鞄を取られた。







………いや、


"持ってくれた"。



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そう。



苦手な理由はただ1つ。




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＿＿＿＿＿＿＿＿＿私の事を、

本当に女性として扱ってくるところ。

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