北斗と風磨くん。Rico. ページ13
北斗とのお仕事終わった。
北斗「気をつけてね」
莉恋「何を〜」
北斗「あなた、分かってないね。」
莉恋「ん？」北斗の言ってる意味がさっぱりよく分からない。
北斗「樹の家に行くってこーゆー事だよ？」と軽くキスをされた。
莉恋「ほっ北斗？」
北斗「くれぐれもハメだけは外すなよ？じゃあね」と北斗は立ち上がった
莉恋「うん」
北斗「あ、莉恋」とドアノブに手をかけた北斗がこっちを振り向いた。
莉恋「はい」何故だか身構えてしまった。
北斗「樹だけがお前のこと好きだと思うなよ。じゃあね、」とだけ言い、行ってしまった。
一人残された私。
てかてか北斗、どうしちゃったんだろう？
北斗にキスされた感触がまだ残ってて、頬が少しだけあかいのがわかった。ほんの少しだけ頬が緩む
？？「え、きも。何にやけてんの？」と聞き覚えのある声がした。
莉恋「風磨くん？なんで？」風磨くんだった。風磨くんには樹のことで何かとお世話になってる。
風磨「いや別に何となく。ただ、廊下で北斗とすれ違って北斗、嬉しそうだったから。北斗をあんなんにするのお前くらいじゃん。」
莉恋「へっ変なこと言わないでよ。」
風磨「ねぇ俺、分かっちゃったかも」
莉恋「え？」
風磨「お前さ、北斗に告白されたろ？」
莉恋「！」何で？エスパー？
風磨「やっぱりな。」
莉恋「エスパー？」
風磨「そうかも。で？なんて告られたの？」
莉恋「いやあの、告られたっていうか、今日ね、樹のお家行くんだけど、気をつけてねって言われたの、北斗に」
風磨「うん」
莉恋「それで何を〜って言ったら、あなた、分かってないねって、樹の家に行くってこーゆー事だよ？ってキスされた。あと、去り際に樹だけがお前のこと好きだと思うなよ。って。ねぇ、どーゆーこと？私、北斗が分からない。」
風磨「どーゆーことってそのまんまじゃん。」
莉恋「え？」
風磨「お前、まじでバカだな。北斗はお前が好きなんだよ。だから、樹だけがお前のこと好きだと思うなよって言ったの。つーか、あいつら皆、お前のこと好きだろ」
莉恋「え、ジェシーもたろぴも？」
風磨「あいつら皆、お前は恋愛対象だよ、言わないだけで。京本と樹は別としてね。」
莉恋「それってさ、私はこれからどう接すればいいの？」
風磨「今まで通りに接すりゃいいだろ」
莉恋「無理だよぉぉ」
風磨「無理でも頑張れ。じゃないと樹に怪しまれんぞ。俺は知らないからな、」
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作者名：み | 作成日時：2022年5月28日 7時
