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兄弟 ページ32

side:Scoups


sc「はは、エイサぁ。ジュニが取られて寂しくなってAさんに当たったんだろ。今度会った時ちゃんと謝れよ」


不器用で可愛い弟。

唯一の同郷で本来の自分を全て見せられる兄が誰かに時間や気持ちを取られた事が嫌で、でも兄が心配で居ても立っても居られなくなったのだろう。
んで、俺もそれに付き合った。


ここに来た時から拗ねた時クールに見せようとも口を尖らせてむくれる顔は未だ変わらない。


hm「…分かってるよ。当分2人でご飯なんて無理そうだったし構わなくなる訳じゃ、……いや、別にジュニは僕のじゃないし。

ジョンハニヒョンがあの人なら良いって言ったんだもん。人柄とかは疑ってなかったけど…」

sc「はは、あのハニとシュアのお墨付きだもんなあ」


俺たち13人は1つのチーム、1つの生き物、家族だ。


練習生時代から苦楽を共にしてきた俺たちの結び付きは言葉では表現出来ない域まで来ていると思う。
ずっと嬉しいも悔しいも辛いも全部、自分と分け合うのは彼らだった。

1人でも欠けたらきっと全てが崩れる。


ジョンハンは俺たちの中でも1番と言っていいほどメンバーを、グループを愛し俺達の為にアイドルとして存在している様な男だった。

だから誰よりも俺達と俺達以外に強い線引きをし、周りを警戒していた。それは今も。


そんな狭い狭い縄張りにずっと招き入れ続けているのが彼女、Aという人物だった。


俺達の輪の中に…という訳ではなく、彼個人の友人として。俺にその存在を言わずしてまで。


俺に隠し事かよ、と1度言及してみたがそれに「別にスンチョルには必要ない人間だもんあいつ」とだけ返されたのだった。


あいつが問題無いというなら問題無いんだろう。
そう思考停止してしまうというか信じきる俺も俺だけど。



ただ俺達はジュニが幸せになる事を祈り、そして俺達との強固な結び付きが変わるのではと知らずのうちに恐れている。





sc「あの人、やっぱ違うどっかで見た事あんだよな〜」

mh「?スタッフさんじゃん。ヒョンも書類出す事あるんだから渡す時見てるでしょ」

sc「う〜ん、まあそうだよなぁ。俺らデビューん時から居る人だし」

対面:2.5歩→←・



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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました!!続き楽しみにしてます! (2022年5月23日 20時) (レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています! (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします!! (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年5月18日 1時

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