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無事カトクも交換し、少しお互い落ち着いて改めて座り直した。次は対角線上に座られたけど。
恋人として向き合って顔を見るのが恥ずかしいらしい。
手で顔を覆って指の隙間からチラチラ見てくる。
さっきまでの勢いはどこへやら。
『さて、カトクも交換した事ですし。今後の方針について話しましょう』
jn「さっきから思ってましたけど面接みたいですね…」
『合格おめでとうございます』
jn「ありがとうございます！」
大変いいお返事が返ってきた。
ここからますます雇用形態確認みたいになるんだよな…。
私達はアイドルとスタッフ。
付き合っていく上である程度の決め事は必要になる。
付き合って2人になるのにも慎重にならなければならないのだ。
『ええと、ここのフロアとか練習室とかで会う分には周囲も知ってる仲なので問題ないですが、それ以外の場所ではあんまり一緒に居ない方がいいかと。内部の人でも誰がどう情報を使うか分からないので。
外のデートも暫くは難しいですかね。
宿舎で会う…も良くないだろうし。
…ジュンさん？」
私の家の付近だと郊外だし馴染みのお店もあるから外で会うとしたらこの辺かな〜とか色々考えて話していたらジュンさんが下を向いてしょんぼりと肩を落とした。
さっきの嬉しそうな表情と勢いは何処へやら、申し訳なさそうというか、自信が無さそうな顔になってしまった。
jn「う。すみません…勢いに任せて告白しちゃったんですけど……もっと付き合ったらどうする、とか考えてから言わなきゃいけなかったですよね。
僕、デートどころか女性とどう一緒に居ればいいのかも分からないし、何したらいいかとか…恋人らしいこと、アイドルだから外で会えないし僕自体がこんなだし…す、すごく面倒ですよね…」
照れ屋で女性が苦手で私が気になっていたけれど中々声を掛けられず時々見かけるだけだったジュンさん。
ある日ジョンハンと一緒に居る姿を見て自分でもどうしてかわからないまま焦燥感を感じ、ジョンハンに牽制という名の相談した。
そこでジョンハンにそれは恋だと上手いこと言いくるめられてあれよあれよという間に告白する場が設けられた。
だから告白してどうしようとか、自分はどうしたらという事が考えられないまま私に気持ちを伝えた、と私は勝手に流れを見てる。
『ジュンさん』
jn「？」
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
