〜胸毛と変態〜 ページ1
先程突然、兄さんが坂田さん達のところに行くと突然言ってきたので私も着いていくことにした。
今、現在私は・・・。
坂田さんの家の前、兄さんの背中の後ろに隠れて目の前の家に住んでいる人物が現れるのを待っている。
兄さんが呼び鈴を慣らして少したった。
すると、家の中からドタドタと足音がこちらに近づいてきた。
ガチャっと言う音と共に茶髪の頭が見え、茶髪頭の人物が言った。
「お、うらたさんと、うら子ちゃんや!!」
坂田さんだ。
いつも通り明るい笑顔を浮かべている。
坂田さんは、兄さんを私の前から退かすなり「うらたさんも入ってきてな〜」なんて言って私の手を握るとグングンと家の中に入った。
勿論手を握られているから私もグングンと坂田さんの家に入ることになる。
坂田さんに腕を掴まれた後すぐさま私は、サッと兄さんの手を掴んで道ずれに。
すると、兄さんは、急に引きずられ歩き出すことになったので驚いたのか「うぉっ!」と言う声を出し驚きながらも引っ張られ着いてきた。
坂田さんがリビングへ続くドアを勢いよく開ける。
ソファーやらの上で堂々と寝っ転がってたりとリラックスしている先住民と化した者たちの姿があった。
そして坂田さんは、その者達へ大きな声で言った。
「まーしに胸毛!うら子ちゃん連れてきたで〜」
うん。1人だけ可笑しいのが居たような。まぁ、気のせいだよね。
そう思っていると坂田さんが"胸毛"と言う言葉を発した瞬間に反応した先住民がいた。
「胸毛ぇぇ?!センラ胸毛じゃないですわ!!」
あ、センラさん胸毛じゃなかったんだ。
私は、良くクラスメートや関わった人達から「クールだね。」て良く言われるけど、そんな事は無い。
「ねぇ、うら子ちゃんショートパンツ履いてショートカットにしない?」
と、言葉が聞こえてきた。
幻聴だと思い1回聞流すことにした。
幻聴では、ないと思うが・・・。
するとまた同じような言葉が聞こえてきた。
「え・・・?うら子ちゃん?俺の話無視?ショートパンツ履いてショートカットになろう?」
『しません。するんなら志麻さんがしてください。』
私がすぐにそう言うとショートカットやらを進めてきた志麻さん以外の人が笑いだした。
「ふっ!まーしぃがショートパンツってヤバいんだけど」
兄さんが爆笑しながら言った。
兄さんが笑ってくれてる。兄さんの笑ってる顔は、可愛いですなぁ・・・癒される。
<元 狐太です!アカウント変えました>
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコミカン - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月16日 14時) (レス) id: ea092a75bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ