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その日から、廊下ですれ違うときに挨拶するようになった。ただ、それ以上でも以下でもない。そもそも、私は2組、北くんは5組だから教室も離れてるからねえ。
○○ 「そういえば、アランくんってバレー部だったよね?」
アラン 「せやで〜急にどないしたん?」
1年生最後の席替えで隣になってから、少し仲良くなったアランくん。彼もバレー部だと話していたような、と思い話を振ってみる。
○○ 「北くんって人、いるよね?最近ちょっと知り合いになったんだよねえ。」
アラン 「おお〜ほうか、北か。あいつ、ちょっと掴みどころないけどほんま真面目でいい奴やからなあ。あんまし女子と喋ってるとこ見らんから珍しい気ぃするな。」
真面目か、そうだよなあ、そんな気がする。
ほんで、なんで北と知り合いになったん?とアランくんが聞くので、先日あった話をした。アランくんは、Aも真面目でええ奴やな、と口を大きく開けて笑った。
○○ 「なんというか、不思議な人だね。北くんと一緒にいると、時間の流れがゆったりして感じる。特にのんびりしてる人ってわけでもないけど、なんでだろう?」
あの独特の空気感は、北くんでしか感じたことがない。
アラン 「ほ〜ん‥俺はわからんなあ。なあ信介。なんでなん?」
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凛(プロフ) - @佐野。さん» @佐野様≫≫なんとありがたきお言葉‥!タイトル通り、つい微睡んでしまうほどに柔らかい空気感の生活を目指していたので、とても嬉しいです。引き続き、ほわほわな二人を見守っていただけたらと思います☻ (1月16日 23時) (レス) id: fcbe7543f9 (このIDを非表示/違反報告)
@佐野。 - こんなにほわほわ平和な物語かけるなんて、主様もきっと優しいんやろなぁ。まだかまだかとわくわくしながら続きを待ってます笑これからも応援してます! (1月16日 22時) (レス) @page22 id: 866cf34fae (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - あまねさん» あまね様 ≫≫コメントありがとうございます。(初コメ嬉しいです☻)とろけるような、ほわほわ笑顔想像しちゃってください。これからより一層、少しずつ距離を縮めていく二人の様子をぜひ見守ってください! (1月16日 12時) (レス) id: fcbe7543f9 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 夢主のホワホワ笑顔想像したら可愛すぎてダメでしたありがとう御座います (1月14日 10時) (レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2024年1月3日 14時