微 睡 む 空 気 で 。 – 北 信介

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あなたside




3月。もうすぐ1年が終わろうとしている。次は新入生歓迎ライブが待っている。少しずつ慣れたこのクラスもおしまいかあ〜。











アラン 「次のライブいつやったっけ？絶対見に行くからなあ〜！！」














隣の席から元気に声をかけてくれるアランくん。最初は、見た目の圧が強くて(ごめん)喋りづらいと思ってたけど、誰よりも関西人でノリがよく、今では男子で1番仲良しだ。と勝手に思っている。



















○○ 「次はねえ、4月中旬でーす！来てくれるの嬉しいなあ、ありがと。なんか、クラス変わっちゃうの寂しいなあ〜アランくんともせっかく仲良くなってきたのに。」













アラン 「なんや、俺はまたAと同じクラスになるつもりやで！！」











むふっ！とした良い笑顔で自信満々にそう話す彼。











アラン 「やっと笑って話してくれるようになったしなあー感慨深いでえ。」

















○○ 「そう？いつも笑ってるつもりなんだけどなあ。」














自分わりと普段無表情やで、と耳打ちされ、わあそうだったかそれはそれは‥と1人呟く。
うん、2年の目標は、もう少し笑う、だな。

















アラン 「あ、せや、よかったら今度俺らんバレー部の練習も見に来てや。今年の春からな、なんやおもろい1年入ってくるらしいしな。」














○○ 「そうなんだあ！知識ないけど平気かな？」














知識なんてなくても大丈夫や俺のスパイク楽しみにしといてくれや、とアランくんはまた自信満々そうに笑った。私は、機会があれば行くね、とだけ伝えておいた。

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