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目が合ったのは、ほんの一瞬だった。











瞬きと瞬きの間で、目が合った。
ただそれだけだった。














存在を認識するだけのその一瞬。
名前も知らない、彼。











_______________________















高校生活。東京から兵庫に越して一人暮らしを始めた私。
こっちでの暮らしも、もう1年と少したった。









人がわいわいと集まる教室に座って、ぼんやり朝のことを思い出す。あのとき目があった、あの人。



















○○ 「‥‥(やっぱり人の顔と名前を覚えるのは難しいなあ)」



















朝、廊下ですれ違った銀髪?みたいな髪の人と目が合ったが、名前も分からなかった。きっと同じ階にいるのだから、2年生だろう。













うわー!だれだったんだろう、それより何でこんなに頭にひっかかってるの!と1人考えていると



















純夏 「○○、おはよう!何小難しい顔してるん〜」















高校で一番最初に仲良くなった純夏が話しかけてきた。














○○ 「純夏、おはようう〜、ん〜もう1年もこの高校で過ごしてるのに、全然人の顔と名前覚えられないなあって」



















 



そんなことかいな!なんや果てしない困りごとでもあるんかと思たわ、と笑いながら純夏はツッコミを入れてくる。さすがの関西人。



















純夏 「まあ、卒業式に初めて聞く名前の人とかおるもんなあ、同じ場所にいるはずやのに不思議よなあ」



















たしかに、と思う。中学は東京で過ごしていたがほとんど名前と顔が一致しないままの人が多かったなあ、なんて思い返す。



















多くの人が集まる中で、誰に出逢うか出逢わないか、それは自分の選択によって決まっていく。



















○○ 「ね、この先も新しい不思議な出会いがあるのかなあ」











 



















純夏 「○○はそうやってほわほわ笑って歌っとったら、色んな人寄ってくると思うけどな」















じゃ、と言い残し彼女は自分の席に戻っていく。












ほわほわ笑う?私ってほわほわ笑うのか‥

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設定タグ:北信介 , ハイキュー , 稲荷崎高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - @佐野。さん» @佐野様≫≫なんとありがたきお言葉‥!タイトル通り、つい微睡んでしまうほどに柔らかい空気感の生活を目指していたので、とても嬉しいです。引き続き、ほわほわな二人を見守っていただけたらと思います☻ (1月16日 23時) (レス) id: fcbe7543f9 (このIDを非表示/違反報告)
@佐野。 - こんなにほわほわ平和な物語かけるなんて、主様もきっと優しいんやろなぁ。まだかまだかとわくわくしながら続きを待ってます笑これからも応援してます! (1月16日 22時) (レス) @page22 id: 866cf34fae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あまねさん» あまね様 ≫≫コメントありがとうございます。(初コメ嬉しいです☻)とろけるような、ほわほわ笑顔想像しちゃってください。これからより一層、少しずつ距離を縮めていく二人の様子をぜひ見守ってください! (1月16日 12時) (レス) id: fcbe7543f9 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 夢主のホワホワ笑顔想像したら可愛すぎてダメでしたありがとう御座います (1月14日 10時) (レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年1月3日 14時

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