もんじゃの魔法 6 ページ25
次の日からショッピくんのバイトがスタートした。
働く時間は、17時から21時までの4時間。
元々、前の家では家事全般を行なっていたようで、初日からゾムさんがびっくりしていた。
「ショッピくん凄いなぁ、俺は初日は疲れ果ててバテたのに。」
「…これくらいなら、まだ余裕っす。」
やりがいがあるらしく、帰ってきて嬉しそうにバイトの様子を語るショッピくんは、なんだか可愛い。
ちなみに、帰宅部の彼はバイトまでの時間をひたすら勉強に費やしている為、成績は落ちていないとか。
そんな頑張ってるんだったら、とシャオちゃんとロボロと3人でショッピ君の生活品を買ってあげることにした。
もちろん、その中には制服や、彼がよく買い物途中に眺めていたイヤホンもあり、ショッピ君が喜んだのは言うまでも無い。
「…Aさん、シャオロンさん、ロボロさんありがとうございます…！！」
「勉強もバイトも頑張ってな！」
「体調はしっかり管理せぇや？」
「楽しんでな！！」
しかし、そんな中で、親父さんが倒れてしまった、と聞いたのはショッピくんのお試しバイト期間の最終日前日だった。
今日はショッピくんもバイトやし、とシャオちゃんちでロボロと3人で仕事の整理をしていたところに。
「Aさんっ、助けてｯ！！」
「…ショッピくん？」
慌てたようにショッピくんが部屋に駆け込んできたものだから、此方もびっくり仰天。
しかし、その切羽詰まった顔から、此方もただ事ではない、と慌ててぐるぐる荘から飛び出し。
そのままショッピくんに連れられて、くりーぱーに行ったところ、何故か赤いランプの点滅する救急車がずらり。
何が何だかよく分からず、くりーぱーと救急車を見比べて唖然としていると、店の中から親父さんが運ばれてきた________というわけなのだ。
「ごめんな、ショッピくん…。親父、過労やってん…。少し休まないかんくて_____。」
「いえ、今は親父さんが一番ですから。」
……そうは言っても、バイトをそれなりに楽しんでいたショッピくんには、少し親父さんが倒れたことはショックだったらしい。
初まかないは最終日、という約束も無くなりそうで、少ししょんぼりと勉強に励んでいた。
「…ショッピくん、シャオちゃん達が食べたいモンあったら言ってー言うてるんやけど、なんかある？」
「…や、なんでも…？良いっす。」
「…ん、わかった。」
と、LIMEの着信音が鳴った。
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ネリー(プロフ) - 匿名さん» ふふ、ご来店ありがとうございました！ この作品でお腹いっぱいにして頂ければ何よりです笑 飯テロ頑張って良かった…！！こちらこそ素敵なコメントありがとうございます…！！ (2021年5月31日 18時) (
レス) id: 2de12fe1d7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ご馳走様でした…！！！ほんとに描写が凄くて、読みながら想像してお腹空きました…！！！文字で飯テロされたの初めてです；；素敵な作品ありがとうございました！ (2021年5月29日 5時) (レス) id: 6c6ea452a5 (このIDを非表示/違反報告)
ネリー(プロフ) - イさん» 私が参考にしたサイトでは五段階評価でした…！！10段階の評価もあるんですね…！！？？ 是非、口コミ評価も押してあげてください…！笑 親父さんが喜びます (2021年2月26日 17時) (レス) id: 2de12fe1d7 (このIDを非表示/違反報告)
イ - 口コミ４，２ってええの？１０やと思ってた…… (2021年2月26日 16時) (レス) id: 6136328a84 (このIDを非表示/違反報告)
ネリー(プロフ) - みんとさん» ふふ、ご来店ありがとうございました！ 常連たちにご飯を美味しく食べさせるのにはなかなか苦戦したので、そう言って頂いて光栄です！また、提灯を光らせてお待ちしておりますね (2021年1月11日 17時) (レス) id: 2de12fe1d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネリー | 作成日時：2020年6月18日 1時
